クラウドファクタリングの仕組みとメリット・デメリットを解説

近年、利用者が増えているファクタリングですが、申し込みが簡単でかつ最短で即日という短期間で資金を調達できることから注目を集めているサービスです。しかし、正しい知識を持たずに利用すると、思わぬ損失やリスクを背負う可能性もあります。

クラウドファクタリングとは?仕組みを解説

大阪でも利用されているクラウドファクタリングとは、売掛債権を売却して資金を調達するファクタリングをオンライン上で申し込みから審査まで全て完結できるサービスのことです。そのため、来店不要で資金調達スピードが速いという特徴があります。ファクタリング業者は企業から手数料を受取り、売却額を支払い、後日売掛債権の回収を行うという仕組みになっているのです。例えば、銀行融資であれば保証人や担保も必要となるため、何よりも審査に時間がかかってしまいます。しかし、クラウドファクタリングを活用することによって、素早く資金調達したいときには手数料を支払って、売掛金を現金化することでキャッシュフローを改善することが可能です。

クラウドファクタリングのメリット

クラウドファクタリングのメリットをチェックしておきましょう。

・最短で即日現金化が可能
銀行の融資だと審査や手続きに2週間~2か月程度かかりますが、クラウドファクタリングは申し込みや手続きがネットで完結するため、最短で即日という早い資金調達が可能です。

・銀行融資よりも審査が容易
ファクタリングの審査は、取引先の信用度が基準のため、銀行融資に比べて容易に審査を通過できます。

・保証人や担保なしで利用できる
銀行融資では保証人や担保が必要ですが、ファクタリングでは担保や保証人が不要で利用できます。

・信用情報に悪影響がでない
銀行融資やカードローンでは、各金融機関が共有している「信用情報機関」に融資記録が残りますが、ファクタリングなら記録が残ることはありません。

クラウドファクタリングのデメリット

続いては、デメリットも見ておきましょう。

・手数料が他の融資よりも高い
ファクタリングは銀行融資のような利息はかかりませんが、代わりに手数料が発生します。手数料は会社間で変わり、この手数料を金利に換算するとおよそ年60~500%という超高金利に相当することもあるので注意が必要です。

・ファクタリングの利用実績を知られる可能性も
2社間であれば知られることはありませんが、3社間になるとファクタリングの利用実績を知られる可能性があり、知られると信用度にかなり影響します。

・ファクタリングが利用できるかは取引先の信用情報に依存する
銀行融資では、自社の信用により借り入れができるかが決まりますが、ファクタリングの場合、売掛金を発行している取引先の信用状況によって決まります。

クラウドファクタリングは、メリット・デメリットを確認した上で利用するのがおすすめです。