ファクタリングの手数料の相場について

大阪でも、企業の資金繰りで頭を悩ませている経営者の方は少なくないでしょう。資金調達の際に重宝するファクタリングにはどのくらいの費用がかかるのか、ファクタリングの手数料を左右する要因と相場、手数料以外にかかる費用について事前に把握しておくことが大切です。

ファクタリングの手数料を決める要因

銀行やノンバンクから融資を受ける場合の利息は金額によって変わりますが、ファクタリングの手数料は、買い取ってもらう売掛債権の額が高くなればなるほど手数料の割合は少なくなります。売掛債権の額よりも重要視されるのが、売掛先の信用力です。ファクタリングの申込者から買い取った売掛債権の売掛金をファクタリング会社が回収する際のリスクを加味して、信用力の低い売掛先の場合には手数料が高くなることもあります。ファクタリングの種類には売掛金の回収を申込者が行う2社間ファクタリング、売掛金を直接ファクタリング会社が回収する3社間ファクタリングがあるのです。2社間ファクタリングでは債権譲渡登記を行う際に登録料が必要となるため、売掛債権の額面が少額の場合には割高になってしまいます。

一般的なファクタリングの手数料の相場

ファクタリングの手数料の相場には大阪でも幅があり、売掛金額の1～20％程度です。売掛債権の金額にもよりますが、銀行などの融資で支払う利子よりも割高になります。2社間ファクタリングでは取引先に告げることなく行うファクタリングであるため、ファクタリング会社が売掛金を回収できなくなってしまうこともあるのです。このようなリスクを想定し、2社間ファクタリングの手数料の相場は10～20％であり、3社間ファクタリングに比べて高めの設定となっています。3社間ファクタリングでは売掛先にも同意してもらった上でのファクタリングであり、ファクタリング会社が直に売掛金を回収する仕組みです。貸し倒れのリスクも低くなると考えられるため、手数料は1～9％程度で済みます。

ファクタリングの手数料以外にかかる費用

資金調達などの金融取引には税金がかからないことになっているので、ファクタリングの手数料に対する消費税は発生しません。ただし手数料以外に費用がかかることがあるので、事前に確認した方がよいでしょう。大阪でもファクタリング会社によってはファクタリングの手数料の他に、審査手数料や事務手数料として5,000円程度請求されることもあります。意外に高いのがファクタリング手続き事務にかかる実費です。5万円以上の契約書に貼付する印紙代は契約金額に応じて200円～20万円、2社間ファクタリングについては債権譲渡登記に5～8万円程度の費用が必要となります。ファクタリングの手続き自体を司法書士に依頼する場合には、別途、司法書士への支払いが必要です。