大阪府でも資金調達の手段としてファクタリングが活用されています。特に派遣社員を抱える人材紹介会社では、取引先の業績悪化などの理由で資金不足となるケースも少なくありません。今回は大阪府の人材紹介会社で資金繰りが困難になった事例をもとに、ファクタリングの活用の仕方やメリットを解説します。
複数の取引先の業績悪化で人材紹介の需要減
人材紹介業は景気の悪化による影響を受けやすい業種です。景気の悪化などの事情で、取引先が業績不振に陥ってしまうケースも見受けられます。人材紹介業では、取引先から紹介料をもらい、派遣社員の賃金を差し引いた額を利益として得ているため、求人数が減って人材紹介の需要が減少すれば、当然会社への利益も減ってしまうのです。
利益が減ってしまえば、人材紹介会社の営業や事務スタッフへの給料のほか、設備費などへ当てる資金が不足し、資金繰りが困難になる事態に陥る可能性もあります。まとまった資金を必要とする人材紹介業においてはスピーディーに資金調達ができる方法を確保しておくことも重要でしょう。
人材紹介業のファクタリング活用事例
人材紹介業の会社での、資金調達に成功した事例をみてみましょう。
年商:9,000万円
従業員数:14名
都道府県:大阪府
調達額:約350万円
こちらの会社は人材紹介業をスタートさせて仕事が軌道に乗り始めていた頃、取引先で複数業績悪化となり、会社から派遣していた社員への給与の支払いが困難となる事態に遭遇しました。取引先が業績悪化になると思っていなかったため、不測の事態にどう対処するか迷い、銀行の融資を受けようと試みましたが会社の業績悪化が懸念材料となり、融資を受けることができませんでした。あきらめかけていたときに知ったファクタリングを利用すると、スピーディーな審査で売掛債権を現金化でき、約2日という短期間で350万円の資金調達に成功したそうです。おかげで、スタッフへの給与支払いも滞りなく行うことができたといいます。
業績悪化では銀行からの融資が見込めないときはファクタリング
人材紹介会社では、入金まで数カ月要することもあり、設備の費用や派遣社員の給与は先払いのため、前もってまとまった資金が必要です。また、取引先の業績が悪化すれば、自社にまで影響が及ぶリスクをはらんでいます。さらに銀行の融資を受けることができなければ、会社の経営を継続することが難しくなる可能性も出てくるでしょう。
売掛債権を現金化できるファクタリングは、銀行の融資を受けられなかったあとにも利用することが可能です。手元に資金を確保できることで、従業員の給与を払えるなど、お金の流れを取り戻すことも可能になります。これまで銀行の融資を受けられず、困っていたという方もスピーディーに現金を手に入れることができるファクタリングを資金調達の手段としてぜひ検討してみてはいかがでしょうか。