小売業は一般消費者を対象に商品を販売しています。ネットショッピングの需要が高まり、クレジットカード決済も多いでしょう。また、カード手数料も増加するため、利益率が下がってしまい資金調達に困ってしまいかねません。
スポット的な大型受注で仕入れ資金が不足
小売業では取引先の倒産などで売掛金の回収が困難になることがほとんどないため、資金繰りにあまり困らない業種だと考えられています。しかし、在庫を過剰に抱えてしまったり、売上が下がったりしてしまうと経営難に陥ることがあるのです。その他には、急な大型受注があり、そのために大量の仕入れをしなければならないけれども、資金ショートによって仕入れができないということもあります。
そんなときはファクタリングを利用して、クレジットカード決済や過剰在庫を買い取ってもらうのがおすすめです。ファクタリングは借入ではないため、返済する必要がなく、ファクタリング会社への手数料が必要になりますが、時間をかけずに資金調達することができます。
小売業のファクタリング活用事例
大阪の小売業の活用事例を見ていきましょう。
年商:2,000万円
従業員数:3名
都道府県:大阪府
調達額:100万円
大阪で着物のレンタルと小売業を経営している会社です。以前は大阪に観光で来られた外国からのお客さまがたくさん来店されて、着物をレンタルして大阪を散策していたといいます。しかし、新型コロナウイルスの影響で、外国からの観光客が途絶えてしまい、売上がかなり落ちてしまったのです。そんなとき、大手同業者が経営難で持っている着物類を破格の価格で販売するという連絡がありました。その企業は質の良い着物類を扱っていることで有名なので、喉から手が出るほど欲しいものばかりだったそうです。
しかし、経営がギリギリなため余剰資金はなく悩んでいたところで大阪のファクタリング会社を知ったといいます。クレジット決済を先に買い取りしてくれるとのことで、早速連絡をしてファクタリング契約を結び、数日後には希望額の100万円が振り込まれました。
仕入れ資金確保のためにファクタリング活用
事例でもわかるように、小売業にとって仕入れ資金は経営を維持するためにはなくてはならないものです。しかし、小売業は景気による影響を受けやすいため、今回のような新型コロナウイルスで、観光客が激減してしまうと、企業にとって命取りになりかねません。
大阪で、小売業の方がファクタリングを利用する際には、クレジットカード決済を売掛債権として扱う場合や、残っている在庫を譲渡して資金に変えることもあります。ただ、在庫を譲渡する場合、在庫の製品によってはあまり値が付かないものもありますので、まずはご相談ください。ファクタリングは小売業でも上手に利用すれば、資金繰りを改善させ、仕入れ資金を確保することが可能になりますので、ぜひご利用ください。