ファクタリングによる資金調達事例|トラック運送業の場合

人材不足はトラック運送業でも深刻化しています。人材不足により引き受けられる依頼が減少してしまい、経営が破綻する業者は少なくありません。そんなときの資金調達方法のひとつがファクタリングです。今回はトラック運送業におけるファクタリングの活用についてご紹介します。

人材不足によって引き受けられる依頼が減少してしまった

トラック運送業という業種においてよくある資金繰りの悩みのひとつが、人材不足で引き受けられる依頼が減少して売り上げが減少した結果、運転資金が足りなくなることです。
トラック運送業は、法人などのお客様から依頼を受けてトラックで荷物を目的地まで運び、その手数料を報酬としています。つまり依頼を多く引き受けるほど、売り上げも多くなるということです。依頼を多く引き受ける(=売り上げを伸ばす)ためには、どうしても人手が必要になります。

しかしトラック運送業は過酷な労働環境やドライバーの高齢化が問題となっており、人手不足は深刻です。
近年ネット通販の浸透により需要は拡大していますが、人手が不足すると引き受けられる仕事が減ってしまうため、資金繰りもどんどん苦しくなります。

トラック運送業におけるファクタリングの活用事例

トラック運送業におけるファクタリングの活用事例をご紹介します。

年商:2000万円
従業員数:4人
調達額:300万円
都道府県:大阪府

同社は大阪府で建築資材を中心に運送している会社で、もともとの従業員数は6人、トラックも6台所有しています。ドライバーの高齢化と仕事の過酷さもあり、2人退職してしまいました。従業員数が減ったことにより受けられる仕事が減り、売り上げが減少しました。
また、従業員数が減っても車両の維持費や保険料が変わらないことから、資金繰りが悪化。売り上げを伸ばすため、新たにドライバーを採用する必要がありました。しかし人件費が高騰しており、採用すると当面の運転資金が足りなくなってしまうため、ファクタリングを活用したという事例です。結果的にファクタリングで300万円調達でき、無事新たなドライバーを採用できました。

運送料債権のファクタリングによりスムーズな資金繰りが可能に

中小や個人で営む運送業者は、大手運送業者の下請けや孫請けの仕事をするケースが多くあります。そのため、親会社に顧客からの入金があってからの支払いとなり、支払いが2か月先ということも少なくありません。仕事が上手くまわっているときは問題ありませんが、人手が不足して受けられる仕事が減ってくると、当面の運転資金が足りなくなることがあります。
そんなとき銀行などから融資を受けたくても、審査に時間がかかり、すぐに資金調達することができません。
ファクタリングなら素早い資金調達ができるため、当面の運転資金が足りなくなった場合も安心です。早急に資金調達が必要な場合はファクタリングを検討してみてはいかがでしょうか。