アセットファイナンスのメリットとデメリット

大阪でファクタリングを検討される際にも知っておきたい資金調達手段のひとつが「アセットファイナンス」です。ファクタリングはアセットファイナンスに含まれる資金調達手段のひとつですが、アセットファイナンスに含まれる資金調達手段には、ファクタリング以外のものもあります。ここでは、広義のアセットファイナンスの詳細、およびメリット・デメリットを見ていきましょう。

アセットファイナンスとは

アセットファイナンスに含まれる資金調達手段としては、主に「ファクタリング」「債権回収」「資産売却」の3つがあります。これら3つののうち債権回収は、未回収となっている売掛債権を回収することで資金を調達するため、最も基本的な資金調達手段と言えるでしょう。また、資産売却は自社が保有する資産を売却して資金を調達する手段であるため、こちらもまた仕組みとしては理解しやすい方法であると言えます。一方、ファクタリングは、売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらう形で資金調達を行うという点において、ほかの2つとは異なります。

これら3つの資金調達手段をまとめたものがアセットファイナンスであり、資金繰りで問題が発生する恐れのある企業などでは、その方法などを確認しておくのがおすすめです。

アセットファイナンスのメリット

アセットファイナンスには以下のようなメリットがあります。

・普通ならお金に換えられないような資産を資金調達に活用できる
アセットファイナンスでは、売掛債権や不動産をはじめ知的財産権なども資金調達に活用することが可能です。したがって、一見するとお金に換えられなさそうな資産でもやり方次第では有効活用できるかもしれません。

・返済の必要がない
アセットファイナンスに該当する3つの手段では、お金を借りることがありません。したがって、返済の必要がないという点はこの手段の大きなメリットだと言えるでしょう。

アセットファイナンスのデメリット

一方、アセットファイナンスには以下のようなデメリットもあります。

・企業イメージが悪化する場合もある
アセットファイナンスによる資金調達をしなければならない企業は、多くの場合、資金繰りに困っている状況にあります。したがって、アセットファイナンスを利用していることが社外に知られてしまうと、企業そのもののイメージが悪化してしまうことがあるかもしれません。

・価値のある資産がないと資金調達自体ができない
アセットファイナンスによって資金調達をするためには、なんらかの価値がある資産が手元になければなりません。したがって、価値のある資産がないと資金調達自体ができないという点もこの方法のデメリットです。

アセットファイナンスを活用する際には、以上のようなメリット・デメリットがあることも踏まえた上で慎重に検討することをおすすめします。