ファクタリングのデメリットを3つご紹介!

ファクタリングは、売掛債権をファクタリング会社に売却して資金調達をする方法です。数日で現金を調達できる、担保や保証人が不要などのメリットがあるファクタリングですが、一方でデメリットもあります。ファクタリングを利用する際には、デメリットもきちんと理解したうえで契約しなければなりません。今回はファクタリングのデメリットについて解説します。

調達できる資金は売掛金をそのまま回収する場合よりも安くなる

ファクタリングを利用しない場合はその売掛金の全額を手にすることができますが、利用する場合にはファクタリング会社に手数料を支払う必要があるというデメリットがあることを知っておきましょう。ファクタリングの場合は、売掛金の債権をファクタリング会社が買い取る際に、売掛金の数%を手数料としているためです。

手数料の目安としては、売掛債権の持ち主とファクタリング会社の間で契約する「2社間」のファクタリングでは2.5%程度~、売掛債権の持ち主・ファクタリング会社・売掛先企業の「3社間」のファクタリングでは1.5%程度~をみておきましょう。

ファクタリングで早めに資金を手にすることができたとしても、手数料がかかるため、実際に手にできる金額は当初の予定よりも少なくなってしまうという点を理解しておく必要があります。

売掛先が怪しい場合は審査が下りない

どんな場合でも必ずファクタリングができるとはもちろん限りません。売掛先企業の経営状態によっては、審査がおりずに契約できない場合もあり得ます。

ファクタリングの申し込みをした後、実際にお金が支払われるまでの間に、ファクタリング会社は審査をおこないます。その際には、売掛先企業の情報が審査の対象となります。売掛先企業が倒産したり債務不履行などに陥ったりした場合は売掛金の回収ができなくなってしまうため、売掛先企業の信用力や売掛金の支払い状況などが重視されるのです。上場企業や国の機関など安定した企業が売掛先である場合は、審査が通る可能性は高くなるでしょう。

売掛金以上の資金は調達できない

借り入れの場合は、金額をある程度調整することが可能です。しかし、ファクタリングは借り入れとは異なり、あくまでも売掛金に対しての資金調達です。そのため、そもそも売掛金がなければファクタリング自体が不可能ですし、売掛金があったとしてもその金額以上の調達はできないのです。

このことから、資金調達で必要になる金額と期限、またファクタリング会社に引かれる手数料の金額と本来満額受け取るはずの売掛金額、これらすべてをしっかりと計算してどちらが得になるか検討したうえでファクタリングの契約をするかどうか慎重に決めることをおすすめします。大阪にもファクタリング会社がありますので、ファクタリングでお悩みでしたらぜひ一度ご相談ください。