ファクタリングによる資金調達事例|鉄骨鉄筋工事業の場合

大阪でも多くの企業が現金の調達手段として活用しているのがファクタリングです。その利用を検討する際には、同業者における実際の活用事例を参考にするのがおすすめです。今回は鉄骨鉄筋工事業でのファクタリング活用事例をご紹介します。

取引先からの支払いが現金払いから手形払いになった

業種によっては、その業界ならではの慣習や取引手法によって、資金繰りが難しくなる会社が多くなってしまうという傾向があります。そして、その代表的なもののひとつとして挙げられるのが鉄骨鉄筋工事業を含む建設業界です。建設業界では、取引における支払いが手形払いで行われることも少なくありません。手形払いは現金をすぐに用意できない会社にとっては便利であるものの、支払いを受ける会社にとっては、実際に現金を受け取るまでに数週間から数か月もの時間差が生じてしまうというデメリットがあります。とりわけ、これまでに現金支払いを基本としていた取引が手形払いになってしまうと、支払いを受ける側の会社は資金繰りが難しくなってしまうでしょう。

鉄骨鉄筋工事業のファクタリング活用事例

上述したようなこの業界ならではの傾向から、鉄骨鉄筋工事業を営む会社がファクタリングを活用するケースは数多くあります。その一例として挙げられるのが以下の事例です。

年商:5,200万円
従業員数:20名
都道府県:滋賀県
調達日数:3日
調達額:約250万円
資金用途:人件費

ある日これまでに複数回の取引を行っていた会社から、支払いを現金から手形に変更することを通告されました。これにより資金繰りが難しくなったため、工事スタッフの人件費の確保が難しくなり、ファクタリングを利用することにしたのです。ファクタリングでは、約250万円を3日で調達することに成功し、工事スタッフへの給与の支払いも期日通りに済ませることができました。

ファクタリングで現金不足を回避

ファクタリングは企業における一時的な現金不足を回避する上で最適な手段のひとつです。とりわけ、手形払いのような現金を調達するまでに多くの時間がかかることが難点となる支払い方法で取引をする場合、ファクタリングを利用することで生じるデメリットは皆無に等しいと言えます。また、手形払いによる取引をする場合に限らず、ファクタリングはリスクが少ないという点で非常に有効性の高い資金調達手段であると言えるでしょう。今後は新型コロナウイルスの流行による経営悪化などを原因に、現金払いから手形払いへの変更を希望する企業が各業界で増加することが予想できます。このことによって生じる資金繰りの悪化などの問題を回避するための手段として、ファクタリングを検討してはいかがでしょうか。