ファクタリング活用事例①「製造業」

会社を経営するための、資金繰りの方法の一つにファクタリングがあります。ファクタリングは、最近では様々な業種が利用するようになり、新しい資金調達の方法として定着しつつあります。ここでは、製造業での資金繰りの方法としてのファクタリングについて、活用事例を交えながら解説しています。

入金までのサイトが長くて資金繰りに困った製造業の事例

年商7000万円
従業員数 9名
都道府県 大阪府県
調達日数 2日
調達額 200万円

製造業において資金繰りが悪化するケースの一つに、取引先企業からの入金までのサイトが長いため、資金繰りの行き詰ってしまうことがあります。これは黒字経営であったとしても、起こりうるケースです。ある和菓子の製造業を営む会社では、取引先からの入金サイトが長く、資金繰りに困っていました。銀行融資も債務超過で借り入れができず、民間のノンバンクで毎回借り入れしていたところ、保証人を立てないと融資できないと言わてしまいました。知人よりファクタリングのことを聞き、早速連絡をしてみると、880万円の債権を買い取ってもらい、無事に資金調達することができました。

機材の故障で困った製造業の事例

年商8億円
従業員数 12名
都道府県 神奈川県
調達日数 3日
調達額 600万円

製造業の資金繰りが悪化する原因の一つに、製造機材の故障で製造できなくなってしまうことが挙げられます。製造機械は修理が高額になることが多く、こういった不測の事態は資金繰りの悪化に繋がっていきます。大阪のある中小製造業の経営者の方は、取引先の納期に間に合わせるには早急に機材を修理する必要があるため、銀行融資は時間がかかるために断念をしました。専門家に相談したところファクタリングのことを教えてもらいファクタリング会社へ依頼しました。すぐに契約することにして、二日後には入金されて修理も無事に完了し、納期に間に合わせることができました。

売掛先の倒産で困った製造業の事例

年商4000万円
従業員数 4名
都道府県 山口県
調達日数 2日
調達額 250万円

通常であれば、売掛金は期日になると支払われますが、ファクタリング利用中に売掛先が倒産するケースがあります。こちらの事例では、売掛先が倒産したことにより予定していた運転資金が不足してしまいました。個人事業主であったことから銀行の融資を利用するのが難しかったため、ファクタリングを利用して資金を調達することができました。

ファクタリングには「償還請求権あり」と「償還請求権なし」の二つがあります。「償還請求権あり」の契約では、売掛先が倒産すると、ファクタリング会社は債権の持ち主の製造業に請求できる権利が出てくるのです。一般的にファクタリングは「償還請求権なし」だと考えられていますが、中には「償還請求権あり」の契約の場合もあります。契約時には、必ず「償還請求権」について確認するようにしましょう。