ファクタリングによる資金調達事例|バス業界の場合

バス業界は高額な車両の導入だけでなく、燃料代の変動が原因で運転資金がショートしてしまう業界です。この記事では、バス業界の資金繰りの悩みと大阪のバス業者がファクタリングを活用して資金調達を成功させた事例をご紹介します。
 

燃料代の高騰などで資金繰りが悪化

 
バスの燃料はガソリンよりも価格の安い軽油ですが、原料はガソリンと同じ原油です。原油は常に価格が変動していますが、近年原油価格の高騰によりガソリンと軽油の価格も上昇し続けています。軽油の価格は去年に比べ約1~2割値上がりしています。
バス料金は燃料代の変動に合わせて頻繁に変更することはできないうえ、常に運行するバスが満員とは限りません。
さらにバスの修理や新しい車両の導入、給与や賞与の支払いなどでまとまった資金が必要な時期と重なると、燃料代が多少値上がりしただけでも運転資金が不足して倒産に追い込まれる可能性もあります。バス業界は燃料代の変動を意識して、日ごろから多めに運転資金を用意しておき、いざというときのために資金調達方法も考えておく必要があるでしょう。
 

バス業界のファクタリング活用事例

ここでは、大阪のバス業者がファクタリングを活用して資金調達した事例をご紹介します。
 
年商:1億円
従業員数:40名
都道府県:大阪府
調達日数:2日
調達額:約500万円
資金用途:燃料代、バスの修理費用
 
大阪に事務所があるバス会社で、大阪発のバスツアーを数多く運行しています。ガイドブックにはない穴場スポットにいけるツアーを売りにしていて、外国人観光客の方には大変喜ばれていました。
ところが、今年になって外国人観光客が激減し弊社が所有するバスが故障。バスの修理費用に400万円かかり、追い打ちをかけるように原油が高騰し燃料代を支払うのが難しくなってしまいました。燃料代が払えないと仕事にならないので、急いでファクタリング会社に相談。売掛金を買い取っていただき、たった2日で資金調達ができて本当に感謝しています。
 

メインバンクに融資を打ち切られてもファクタリングは可能

ある程度大きな会社になればメインバンクがあり、メインバンクに経営の仕方や資金繰りについて相談されることも多いでしょう。しかし、メインバンクだからといって困ったときは必ず融資をしてくれるとは限りません。また、既に融資を受けていても会社の経営状況によっては、突然融資を打ち切られることさえあります。
バス業界は燃料代が払えなくなるとビジネスをつづけられなくなってしまいますが、ファクタリングを活用すれば窮地を脱することができます。ファクタリングは売掛金を現金化するので、経営状況を問われることなく利用することが可能です。燃料代高騰で資金繰りに苦しんでいるバス業者の方は、ファクタリングによる資金調達を検討してみてはいかがでしょうか。