ファクタリングによる資金調達事例|不動産業の場合

大きなお金が動く不動産業は、資金ショートに陥りやすい業種でもあります。ここでは、利益を見込んでの不動産の売却や買収などがさかんな賃貸の不動産業における、資金繰りの悩みや実際のファクタリング活用事例をみていきましょう。
 

物件や土地の買収で突発的な資金難で急に資金調達が必要になった

 
家や店舗などの物件や土地など、さまざまな不動産を取り扱う不動産業では、利益の見込みがある物件や土地を他の業者より先に買収することもあります。これらの不動産をまとめて購入する場合には高額な支払いが発生します。
また、売却が突然キャンセルになったり、入居者がなかなか入らずに賃料などの収入が入らなかったりする場合もあるでしょう。このように不測の事態によって手元に資金が不足してしまう期間が長引くと、資金ショートに陥ってしまい不動産の維持費や管理費、人件費などを支払うことができなくなってしまうのです。
経営が順調な不動産業者でも、いつ資金ショートが起こるかはわかりません。そのため、万が一に備えた資金調達の方法を探しておくことが大切です。
 

不動産業のファクタリング活用事例

 
ここでは不動産業における実際のファクタリング活用事例をみていきましょう。
 
年商:2億6,000万円
従業員:5人
都道府県:大阪府
調達日数:3日
調達金:1,500万円
資金使途:給料、建物の修繕費
 
近隣の地域で都市開発、人口の増加などの影響により地価や物件の価値が上昇。他の業者より先に売却先が決まっている不動産を複数購入しました。ところが売却先が突然取引のキャンセルを申し出てきたのです。
また購入した物件は、見込み違いでなかなか入居者が決まらないという事態に陥りました。たちまち資金難となり従業員の給料や不動産の維持費を払えなくなってしまったのです。
 
その際、偶然知り合いの紹介でファクタリングの活用を決意しました。3日ほどで1,500万円を調達でき、諸々の支払いを滞りなく終えることができました。手数料はかかったものの、大きなトラブルなく資金難を乗り越えることができ、大変満足しています。
 
 
大きな規模の融資でもファクタリングであればスムーズに融資可能
 
不動産業では大きなお金が動きます。手元に資金が不足している状況では、まとまった金額が必要になるケースが多く、銀行の融資で大きな金額を借り入れる場合には、とくに審査等に時間を要します。資金難に陥っているときには1日でも早く、現金が手元に欲しいという状況でしょう。
 
定期的な家賃収入や管理費、手数料などを売掛債権にできるファクタリングでは、審査に時間を要さずスピーディな資金調達が可能です。手数料は発生するものの、支払いの遅れなどさまざまなトラブルを未然に防ぐことができます。万が一の場合に備えて、資金調達の手段について知っておくと安心です。