ファクタリングによる資金調達事例|出版業界の場合

出版業界は本を印刷し納品した後、納品先から代金の入金という形を取ります。売上発生から翌月入金というケースもありますが、6ヶ月後に入金というケースも珍しくありません。
売上回収前に、印刷代や製本代の支払期日がやってきます。そんなときに利用できるのがファクタリングです。
 

売上の入金前で印刷費が払えない

出版業界は資金繰りをうまくしないと、売上があっても資金が尽きます。大手や老舗の出版社は、新刊本を取次に納品してから売上入金までの期間が短いですが、零細出版社だと売上発生してから半年後の支払いというところもあります。
大阪にある出版会社が新刊本の売上げを回収するまでに、印刷費、製本費用、印税、デザイン代などの支払期日がきます。そのため、売上入金までに赤字になる事例があります。
 
製本すれば売上を1円も回収できてないときから、多額の支払いが発生するので、会社の運転資金がなくなり資金繰りが苦しくなります。銀行から融資を受けるにしても、審査に数ヶ月かかるのが普通であり、すぐに現金が手に入りません。
そこでファクタリングを利用すれば、すぐに現金が手に入り、資金繰りを改善できます。
 

出版業界のファクタリング活用事例

地域:大阪府
年商:6,000万円
従業員:4名
売掛金:160万円
調達日数:1日
調達額:150万円
 
小規模ながら安定した経営を続けてきた出版会社では、出版業界の不況の煽りを受け売上が減少しました。受注件数は大幅に落ちていないものの、1件あたりの受注金額が減少。さらに売上の入金も後になっており、苦しい経営状況に陥りました。銀行融資も考えましたが、金利が高いのでリスクがあります。
そこで、まずは目先の運転資金を調達して、事業をスムーズに展開しようと考え、資金調達手段として行き着いたのがファクタリング。ファクタリング会社との契約は問題なく進み、申込の翌日には売掛債権を現金化できました。
 

ファクタリングで期日前に現金化すれば出版業界のよくある悩みも解決

出版業界は、売上金の入金が納品から数ヶ月先になっており、資金繰りが悪化しやすいでしょう。入金までの期間を乗り越えるには、ファクタリングがおすすめです。
 
ファクタリングは売掛債権を買い取り現金化する方法であり、売上金が入金される前に現金が手に入ります。売掛債権を現金化するときは、売掛債権に問題がないか、売掛先の企業が期日に支払いを行えるかを審査するだけであり、時間をかけずに資金調達できます。
早ければ、申込をしたその日に現金が手に入ります。融資とは違うので、自社の業績に関係なく現金が手に入る方法です。さらには、担保や保証人は必要としないので、手軽に利用できます。是非ともファクタリングを利用して、必要な資金を手に入れてみてください。