ファクタリングによる資金調達事例|輸入業の場合②

輸入業は為替の変動があり運営コストが高いため、資金繰りが重要となるビジネスです。ここでは、輸入業によくある資金繰りの悩みと、大阪にある個人輸入業者がファクタリングで資金調達した事例を確認していきましょう。

運営コストが予想外にかかってしまった

ビジネスをする上で必要となる費用は業種によって異なりますが、海外と取引をする輸入業は国内で取引をするよりもコストが掛かり、運転資金がショートしてしまうケースも多いのです。

輸入業で必要となる費用には、「通関手数料」「取扱手数料」「CY・CFSチャージ」「関税」「港から輸送費」などがありますが、現地にいるディーラーに買い付けを依頼すれば、さらにマージンも発生します。

必要な経費は商品に上乗せすればよいだけですが、計算を誤ったり為替の変動で予想以上にコストが掛かってしまったりした場合は、大きな損失を生んでしまいます。そのため輸入業は、想像以上にリスクが高い業種といえるでしょう。運営コストが高い輸入業者にとって、いざというときのために資金調達の仕方は考えておくことは重要なのです。

個人輸入業におけるファクタリングの活用例

年商:2000万円
従業員数:2名
都道府県:大阪府
調達日数:2日
調達額:約400万円
資金用途:商品購入代金

ある方は小さな個人輸入業者を営んでいて、ヨーロッパを中心に気に入ったアパレルブランドの商品を輸入して、インターネットで販売していました。

知人からイタリアで今人気の新しいブランドを紹介され、素材や色使い、サイズも日本人に合っていたので試しに販売してみたところ大好評を得ました。

このブランドの商品を大量に輸入しようとしたところ、運悪く取引先の会社から支払いの先延ばしを依頼がきてしまいました。入金が遅れて資金が不足してしまったのですが、このチャンスを逃したくなかったので、ファクタリングを利用して資金調達しました。

予想は的中して、そのブランドの商品は大ヒットを納めました。来年はビジネスをさらに拡大するために、従業員も増やす予定とのことです。

迅速な資金調達でビジネスチャンスを逃さない

輸入業の魅力は、日本でまだ知られていない海外の人気商品をいち早く日本で販売し、利益を上げられるところです。日本人のニーズに合った商品が見つけられれば大ヒット商品になりますが、他社に先を越されてしまえば、そのビジネスチャンスを逃してしまいかねません。

輸入業は十分な資金を用意していたつもりでも、為替レートの変動で運営コストが予想以上に掛かってしまったり、資金自体の価値が下がってしまったりすることがよくあります。

資金調達方法はいろいろありますが、迅速な資金調達が必要なら担保や保証人が不要なファクタリングがおすすめです。最短即日売掛金を現金に変えられるので、資金繰りが悪化する前に先手を打つことができるでしょう。