リバースファクタリングとは？リバースファクタリングの仕組み

企業による資金調達の方法の1つとしてファクタリングがあります。売掛金をファクタリング会社が買い取ることにより資金を得られる方法です。ファクタリングにはリバースファクタリングという方法もあり、大阪でも買掛金を使って資金調達をしたい方はファクタリング会社へ相談するのがおすすめです。

リバースファクタリングとは？仕組みを解説！

通常のファクタリングは、企業の売掛金をファクタリング会社が買い取り、支払期日前に資金調達します。これに対してリバースファクタリングは、企業が買掛金を有している状態でファクタリング会社に依頼して支払いを代行してもらう仕組みです。売掛金は商品代金を受け取る権利、買掛金は掛け取引によって発生した購入代金の未払い分です。

さらに厳密に言うと、リバースファクタリングは資金を得るのではなく、買掛金である代金の支払期日を延ばすことであり、企業の資金繰りに余裕を持たせる方法です。

リバースファクタリングの利用の流れ

リバースファクタリングの利用の流れは以下の通りです。

1. ファクタリング会社に依頼
買掛金が発生してから、リバースファクタリングに対応している会社で申し込みをします。

2. 審査を受ける
リバースファクタリングでもファクタリング申し込み時と同じく、会社に対して審査が行われます。審査は返済能力があるのかどうかを見ます。赤字経営や税金未払いだと審査に落ちやすいので注意しましょう。

3. 契約を行う
ファクタリング会社と契約を行い、買い取る債権額、入金期日、手数料率、ファクタリング会社への返済日などを決めます。買掛金をどれだけ買い取ってもらうか、売掛金発生先に、いつ支払うのかも決めておきます。ファクタリング会社への返済日と同時に手数料率も決めます。

4. 売掛金発生先に支払い
ファクタリング会社が売掛金発生先に支払いを行います。

5. ファクタリング会社に返済
リバースファクタリングを利用した会社が、ファクタリング会社に買掛金分を返済しに手数料も支払います。

リバースファクタリングの提供業者が少ない理由

リバースファクタリングは、対象となる買掛金は数千万円単位になることが多いです。資金力のあるファクタリング会社でしか、リバースファクタリングは取り扱ってはいません。また、動かすお金が大きくなる他に、銀行との連携も必要なため、銀行系のファクタリング会社などで取り扱いがあります。

リバースファクタリングを利用するには、専用のシステムが必要となるため、専用システムの導入も合わせてファクタリング会社へ相談することをおすすめします。

リバースファクタリングで資金繰りに余裕を持たせることが可能となりますので、買掛金の支払いが苦しいときは一度利用されることをご検討ください。