保証型ファクタリングとは~2タイプのファクタリング~

新しい取引先を増やしていくことは、大阪で事業拡大していく上で欠かせませんが、付き合いの浅い相手先の企業に十分な支払い能力があるかどうかを見極めるのは難しいものです。規模の大きな取引や支払期限までが長い取引において不安を解消してくれる「保証型ファクタリング」とは、どのようなものなのでしょうか。

保証型ファクタリングの仕組み~安心を買える~

保証型ファクタリングは、取引先の倒産などの事情で、万が一売掛金が回収できなくなった際に保証会社が保証金を支払ってくれる保険タイプのサービスです。事業をおこなっていく上で、経営の安定している取引先とだけ付き合っていけるなら問題ありませんが、大阪で事業の規模を広げていくためには売掛金の回収に不安がある取引先とも付き合わざるを得ない場合もあります。保証型ファクタリングを利用することによって、売掛債権の支払いが滞る、あるいは貸し倒れになることが危惧されるような経営状態が不安定な会社との取引において、売掛金が回収不能となるリスクを回避することが可能です。つまり保証型ファクタリングは、自分で備えられる経営のセーフティネットといえます。

保証型ファクタリングは資金調達ではなくリスクヘッジ

保証型ファクタリングは資金調達目的ではなく、貸し倒れになった際に保証をしてもらう仕組みです。そのため、主に請求書の発行から支払いまでの期間が長い取引を行う事業主に向いています。保証型ファクタリングは建設業や資材業者など、業務完了までの時間がかかる事業や規模の大きな取引を手掛ける場合のリスクヘッジといえます。そのため、大口の取引先が倒産し、関連企業が次々と倒産をしてしまうような連鎖倒産に巻き込まれるのを防ぐことができます。さらに、保証型ファクタリングを申し込むと、その提供会社が売掛先に返済能力があるか否かを調べてもらうことが可能です。もしも支払い能力などに問題があった場合には依頼主にも報告してくれるため、信用調査の代わりとしても利用できます。

保証型ファクタリングのメリット・デメリット

保証型ファクタリングのメリットは、貸し倒れのリスク回避です。まだ取引実績のない企業との間で新規に取引をおこなう際にも、貸し倒れのリスクを避けることができるため、事業を拡大する際にも不安なく取引先を増やせます。一方、デメリットとしては、取引先への影響が挙げられるでしょう。保証型ファクタリングは取引先に知られなずにおこなえますが、もし保証型ファクタリングを利用して取引していたということがわかった場合に取引先との関係が悪化してしまう可能性もないとは言い切れません。このようなメリットとデメリットを十分に理解した上で、保証型タイプを利用するかどうか見極めましょう。