国際ファクタリングの利用例②信用状にかかるコストや時間をカット

大阪からL/C(信用状)に対応しない企業と取引したい場合や手間をかけずに取引したい場合には、国際ファクタリングを利用するという方法があります。大阪から海外の企業と貿易業務で取引を行う場合、信用状であるL/Cの発行に協力的な企業かどうかは契約をする上で重要な選定ポイントです。

輸入取引先がL/Cに応じてくれない

輸入先である海外の地域と、輸出する企業がある大阪地域の銀行が関わることによって発行されるL/Cは、商品の売買取引が円滑に進められるよう工夫された確約書です。L/Cは国際取引をするにあたり、きちんと支払いや商品を発送してもらえるかの信用を保証するものであり、取引の記録にもなります。しかし、L/Cを発行しないまま取引を進めてしまうと、取引をする際にトラブルが発生してしまう可能性があるので注意が必要です。また、輸入取引先がL/Cを発行してくれるケースであっても、ちょっとした記載のミスがあると修正が必要となることもあります。そのため、L/Cの処理にさらに手間取ることになり、コストが増加する場合もあるのです。

輸入雑貨を取り扱う貿易業の国際ファクタリング利用例

雑貨の輸入で国際ファクタリングを使用する場合の利用例を確認しておきましょう。

利用例1
企業:大阪輸入業者
年商:3,000万円
従業員数:50名
都道府県:大阪

今まで海外からの輸入雑貨は、すべて銀行を通したL/Cの発行で対応してきました。しかし、どうしても輸入契約を取り付けたい企業が銀行の信用調査で通らず、契約することができなかったのです。大手のメーカーではないものの、製造している商品には魅力があり契約ができれば大きな商材となるため、諦められずにいました。大阪のファクタリング会社に相談をしたところ、スピーディーに数週間で現地の企業そしてファクタリング会社との契約を終結してくれたため、無事に輸入契約を取り付けることができたのです。資金繰りはできるのにL/C発行が難しいという状況を助けていただき、感謝しています。

信用状の発行不要でコスト軽減

ファクタリング会社を利用すれば、各国の銀行にL/Cを発行してもらう必要がありません。また、それぞれの企業が国の異なる相手企業の信用情報を調べる手間も不要となり、銀行では審査が通らないような企業とも貿易取引が可能です。さらに、L/Cの書類が到着するのを待つための時間もかからないため、比較的早く取引が完了します。入金および販売のサイクルも格段に速くなるため、資金調達をせずとも事業を回しやすくなります。これらのことから、L/C発行にかかる費用も不要となるため、そこにかかるコストも削減することが可能なのです。今後、海外企業との取引を希望するのであれば、ぜひ国際ファクタリングを利用することをおすすめします。