国際ファクタリングの利用例①債権の100%回収に成功

大阪で国際貿易を行う企業がファクタリングを利用する事例にはどのようなものがあるのでしょうか。貿易業の取引金額が大きく、債権回収までの期間が長くキャッシュフローが厳しいと感じている担当者の方は参考にしてください。

送金取引の輸出債権が積もり積もって…

大阪で日本の商品を海外に輸出する国際貿易業を営む会社が資金調達が厳しいと感じるときには、ファクタリングを活用するとよいでしょう。貿易業が資金繰りに悩むケースで多いのは、取引先である海外企業が代金を支払うまでに時間がかかるからです。海外との取引のため、契約するだけでも手間がかかり、商品の到着も船便や航空便などで運ぶため、数日は必要になります。また、買取してもらうまでの間に自社で商品を加工する際には、その分の費用もかかります。貿易業の企業は売り上げが入るまでのランニングコストを常に確保する必要があり、一度に多くの企業と取引している場合には資金繰りが厳しくなってしまうこともア入れるのです。この際、業務が止まることを避けなければなりませんが、ファクタリングを利用すればキャッシュフローが止まる可能性を回避することができます。

食品を輸出する貿易業の国際ファクタリング利用例

大阪の貿易業がファクタリングを契約する利用例をご紹介します。

企業:貿易業を営む大阪の企業
年商:1,000万円
従業員数:100名

毎月約300万円の海産物を海外の企業に輸出しています。当時は香港への進出を目指しており、現地でよい商談ができたものの、どの企業も輸出の売り上げは到着後の入金でしか契約できない条件でした。商品輸出完了後の入金は貿易業では一般的ですが、海外との取引は日数がかかるため、大きな販売先となる香港では資金繰りが難しいです。大阪の金融機関に融資の打診しましたが、よい返事はもらえず取引を進められませんでした。しかし、ファクタリング会社に相談すると、商品送付時点で代行してくれると言われたので早速契約をして取引を進めました。現在では資金繰りが止まることもなく、多くの商品を香港へ輸出でき、大きな売上アップにつながっています。

売掛債権を確実に回収できる

貿易は複数の国が取引し、商品の到着までにも時間がかかります。また、比較的大量の数で高額な商品も取引されやすいため、債権が回収できるまでの間は他の取引を進めるのが難しいのです。新たな企業と取引したくても、資金調達が難しく契約できないケースもあります。ファクタリング会社の間に挟んで契約していれば、通常日数のかかる資金を事前に回収できるため、他の取引先への商品製造コストなどに回すことができるのです。大阪の貿易企業がファクタリングを利用することは、より多くの企業と取引できるようになったり、取引の回転率を高められたりするというメリットがあります。つまり、ファクタリングを利用することで、売掛債権を確実に回収できるのです。