業種別ファクタリング活用事例|建設・建築業―板金業者

建設・建築業の場合は支払いが滞ると材料が調達できず仕事に支障が出るので、資金繰りが大変重要です。今回は板金業者の資金繰りに関する悩みとファクタリングの活用事例、大阪にあるファクタリング業者についてチェックしておきましょう。

個人の業者は急な出費で従業員の賞与が足りないことも

建設業・建築業は工事前に高額な材料を仕入れるため、他の業種よりもより多くの運転資金が必要といわれています。また、工事代金の入金までに数ヶ月かかってしまうこともあり、資金繰りに苦労する企業が多いです。とくに小さな企業の場合は大企業に比べて運転資金が少ないため賞与を支払う時期はよりそのリスクが高く、材料費や機材などの支払い時期が重なると、あっという間に資金がショートしてしまうこともあります。そのため事前に資金調達方法を考えておくことが大切です。

個人経営の板金業者のファクタリング活用事例

都道府県 大阪
年商8800万円
総従業員数11人
調達金額450万円
資金使途 機材導入費

主に親会社の建築関連企業からの仕事を受注していて、仕事内容は建物の施工や管理作業、リフォームなどです。ビルなどの改築では、高所作業車による玉掛けも行っています。玉掛けとはクレーンを利用してワイヤー掛けする作業ですが、最近は古くなったビルでの玉掛けを依頼されることが多くなり、安全面を考慮して作業車を新たに購入することになりました。工事開始時期と賞与を支払う時期を考えると銀行の融資では間に合わないので、短期間で資金入手ができるファクタリングを選択。親会社にファクタリングの契約内容を説明したところ、3社間ファクタリングの承諾を得ることができ、安い手数料で資金調達ができてとても満足しています。

建設・建築業はファクタリングが利用しやすい

建設・建築業はファクタリングを利用しやすい業種といわれています。
ファクタリング業者は売掛金の種類や売掛先の社会的信用度などを審査し買取り金額や手数料を決めているのですが、もともと建設業は信頼性が高いため、よい条件で利用しやすいというのが理由です。取引先が大手ゼネコンであればさらに手数料は安くなります。中小企業への債権の場合2社間ファクタリングにかかる手数料の相場は10~25%ですが、大手企業への債権であれば3~8%です。手数料はファクタリング業者によっても異なり、大阪にあるアルシエ株式会社であれば3社間によるファクタリング手数料は1.5%からとなっています。ファクタリングは50万円から可能ですので、資金繰りにお悩みの方はお気軽にご相談ください。