ファクタリングによる資金調達事例|映像制作業の場合

映像制作業は、品物を仕入れたり材料費がかかったりする業種に比べて運転資金の必要がない業種に思われがちですが、撮影にはさまざまな費用がかかります。今回は映像制作業のよくある資金繰りの悩みと、長距離のロケ出張のための資金をファクタリング調達した大阪の事例をご紹介します。

長距離のロケ出張の連続で経費不足

映像の撮影はスタジオで行うことも多いですが、ときには海外で撮影することもあります。旅費がかなりの金額になっても、撮影費用と合わせて請求することになりますから、まずは映像制作業が費用を支払わなくてはいけません。
もともと映像制作業は受注から納品までの期間は短くて3週間、映像によっては1カ月半以上かかることもあるので入金が遅い業種です。撮影に数人でいくことになると一度に数百万円以上必要になることもあるため、長距離のロケ出張が続くとすぐに経費不足になってしまいます。撮影ロケを頻繁に行う映像制作業は、日ごろから資金調達の仕方を検討しておいたほうがよいでしょう。

映像制作業のファクタリングの活用事例

大阪の映像制作業がファクタリングで資金調達した事例をご紹介します。

年商:1億円
従業員数:20名
都道府県:大阪府
調達日数:2日
調達額:約500万円
資金用途:出張費

ある映像制作業では従業員が20人いて、セットを組んだり、モデルやエキストラを雇ったりと、かなり大掛かりな撮影を請け負っていました。海外ロケになると多額の撮影費用が必要になるため、運転資金は普段から用意しています。
今はコロナの影響で海外での撮影はかなり減りましたが、昨年は地方ロケの撮影依頼が立て続けにきて、ほぼ3カ月地方での撮影が続きました。そのためいつもより納期が遅くなり入金も遅れて、次の撮影費用の準備ができないほどの資金不足になってしまいました。
すぐに資金が必要だったのでファクタリング会社に相談。売掛金を買い取ってもらい、たった2日で500万円もの資金調達ができて無事に撮影を続けることができました。

ファクタリングは経費不足の際の補填にも対応

国内の旅費は比較的オールシーズン同じ値段ですが、海外ロケの場合は時期によって航空券、ホテル代の価格が異なります。
撮影ロケを組んでも悪天候のため予定どおり撮影ができず滞在費が増えたり、円安になれば予想以上に経費がかかってしまったりすることもよくあります。長距離のロケ出張が続いて運悪く取引先のいくつかの入金が遅れれば、すぐに経費不足になってしまうでしょう。
経費の補填というと銀行融資を検討される方も多いですが、銀行融資は審査が必要なのですぐに必要資金を用意することはできません。売掛金を買い取るファクタリングであれば、審査だけでなく担保と保証人も不要なので、資金繰りが苦しい際はぜひご利用ください。