ファクタリングによる資金調達事例|貴金属の卸売業の場合①

貴金属は人々の趣味や嗜好に反映され、貴金属の卸売業は景気の動向に左右される傾向にあります。景気の低迷で資金繰りが困難になるケースもあり、ファクタリングは大阪の企業に資金調達の手段として幅広く活用されています。ここでは貴金属の卸売業におけるファクタリングの活用事例をご紹介します。

業績低迷で赤字経営になってしまった

貴金属の卸売業では、小売店が必要な時に必要な分だけ商品を提供するため、ある程度まとまった在庫を管理しておく必要があります。
また貴金属は生活に必ずしも必要なものではなく、趣味や嗜好によるものが強いため、景気の影響を受けやすいのが特徴です。景気の悪化で小売店に提供する商品の量が減ってしまえば、売れ残った在庫を抱えてしまうことになります。
在庫管理にかかる人件費や倉庫の賃料などは支払わなければならず、コストだけが継続して発生してしまえば、収支がマイナスとなり赤字経営になってしまうのです。
資金管理を行っていなければ、売上が好調な会社であっても赤字になるリスクはあります。万が一に備えて、資金確保の手段を検討しておくことが大切です。

貴金属の卸売業のファクタリングの活用事例

大阪府の貴金属卸売業での活用事例をご紹介します。

年商: 1億円
従業員数 :15名
調達額 :800万円
調達日数:3日
都道府県 :大阪府

景気の回復とともに売上を順調に伸ばしていたA社は、規模の大きな倉庫でまとまった量の商品の在庫管理を行っていました。新規顧客の獲得も視野に入れていたものの、予想外の景気の低迷によって一気に業績が転落してしまいました。
経理は社長がどんぶり勘定で行っていたため、売掛金と買掛金のずれに気付いた時には既に手遅れの状態でした。売上は高額だったものの、人件費や管理費などさまざまな出費も多く、赤字経営になった際に動かせる手元資金がほとんどない状態だったのです。
銀行の融資を受けていることを取引先に知られたくないという思いもあり申し込んだのがファクタリングでした。手続きはスムーズに運び、数日の間に800万円の資金調達に成功したのです。おかげで諸々の支払いを滞りなく済ませることができました。

ファクタリングであれば決算書や信用情報には影響を与えない

業績悪化で赤字経営となった会社であっても、ファクタリングを活用することでお金の流れを取り戻すことが可能です。さらにファクタリングであれば、銀行融資のように決算書に影響したり、万が一借入金を返済できない場合に信用情報に残ってしまったりといった心配もありません。むしろファクタリングによって決算書が改善されることで、会社の評価や信用度アップにもつながり、新規顧客開拓にも有利に働くでしょう。
万が一の時の備えとして、ファクタリングの活用をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。