ファクタリングによる資金調達事例|アパレルデザイン業の場合

アパレルデザイン業では発案から発注、納品までの期間が長く、材料費や外注費が先行し資金繰りが不安定になりやすいです。大阪の会社でファクタリングを活用した事例をもとに、そのメリットをご紹介します。

案件期間が長いのに先行する支出!資金がショート寸前で案件を受注できない

アパレルデザイン業は、衣服デザインの発想や表現を具体的に形に落とし込んでいくのが仕事です。発注や生産までには生地の選定やサンプルの作成、裁断、縫製、仕上げ、検査と、納品までに3~6カ月以上の長い期間を要します。

デザインが決定してから納品までには、材料費や外注費の支払いが発生します。しかし取引先からの入金は通常商品の納品後となるため、納品前に発生する支払いに対応することができません。

このようにアパレルデザイン業は、先行して発生する支出に対応できないために案件を受注できないという負のサイクルに陥りやすい業種なのです。そのため万が一の事態に備えて、資金調達の方法を検討しておくことが大切になります。

アパレルデザイン業のファクタリング活用事例

大阪府の会社で実際にファクタリングを活用した事例をみていきましょう。

年商:7,000万円
従業員数:30人
都道府県:大阪府
調達日数:3日
調達額:300万円
費用用途:材料費、外注費

アパレルデザイン業を始めて10年、デザインの良さが認められ、業界で有名なブランドから大規模な案件の依頼が舞い込みました。しかし大量生産のため材料費や外注費がいつもの倍以上かかる予想となり、今の入金サイクルでギリギリ持つかどうかというところでした。

そこへ取引先のA社から前月の入金が2カ月遅れるという連絡があり、資金不足に陥ってしまったのです。知り合いから聞き、ファクタリングを利用すると、これまでの業績が認められて300万円を3日で調達することができました。本当に感謝しています。

ファクタリングで資金繰りが安定したことにより大規模案件でも受注が可能に

ファクタリングであれば面倒な審査がなく、スピーディーな資金調達が可能となり、先行する支払いに対応することができます。アパレルデザイン業界は、流行やトレンドが日々移り変わるため、迅速な対応が求められます。ファクタリングを上手に活用して資金繰りを安定させることができれば、大規模な案件の受注も可能になるでしょう。

取引先の業績が伸び悩み、入金が遅れる、あるいは最悪の場合倒産してしまうと、共倒れになってしまうリスクもあります。黒字で業績が伸びている会社でも、資金繰りが難しくなる可能性を考え、いざというときに備えてファクタリングの活用を検討してみてはいかがでしょうか。