ファクタリングによる資金調達事例|個人の解体業の場合

解体業は、個人事業主が会社を営む一人親方が多く、大きな案件を受注した場合は同業者から人を借りることも少なくありません。ただし、人件費は全額先払いというのが暗黙のルールとなっており、急な資金調達を余儀なくされるケースがよくあります。

人件費は全額先払いの暗黙ルールの業界!依頼を断れば二度と仕事が回ってこない

解体業に限ったことではありませんが、個人事業主が営む小さな会社では下請けの仕事がほとんどで立場的にも弱いため、依頼があるとよほどの理由がない限りその依頼を断ることはできません。依頼を断るともう二度と仕事が回ってこない可能性があるからです。

そのためタイトなスケジュールで工事代金も安く、しかも人手が必要になる案件を依頼されることもあります。個人解体業者で人手が必要になる場合は、同業者から人を借りることになりますが、この業界では人件費の支払いは全額先払いというのが暗黙のルールです。

解体工事の代金は、工事が完了してから入金されることがほとんどなので、人件費の資金調達を余儀なくされるケースも少なくありません。

個人の解体業のファクタリング活用事例

下請け工事がほとんどの個人解体業者の場合、人を借りなければ仕事ができないような大きな案件を依頼されてもなかなか断ることができません。仕事を受けると当然人手の確保が必要です。ここでは人件費の資金調達を余儀なくされた大阪の個人解体業者がファクタリングを活用した事例をご紹介します。

年商:3000万円
従業員数:3人
都道府県:大阪府
調達日数:1日
調達額:100万円
費用用途:人件費の資金調達

大阪にあるA社は、従業員3人の小さな解体業者です。あるときアパート数棟を解体する案件の依頼を受けましたが、スケジュールがタイトで人手が足りません。同業者から人を3人借りることにしましたが資金不足で悩んでいたところ、売掛債権をもとにファクタリングを活用し、無事100万円の資金調達に成功しました。

ファクタリングの手数料を差し引いても十分利益が残った!

解体業に限らず、個人事業主が急な資金調達を要する場合、銀行などの金融機関から融資を受けることは容易ではありません。仮に融資を受けられることになったとしても、審査などに時間がかかるため、短期間で資金調達することはほとんど不可能です。

しかしファクタリングを活用すれば、短期間で資金を調達することができます。上記の事例でいえば、仕事を受けた以上人手の確保は必須で、しかも人件費は全額先払いが基本のため一刻の猶予もありません。

ファクタリングは手数料が少し高めですが、工事代金からその手数料を差し引いても十分利益は残りました。ファクタリングはまさに個人事業主の強い味方です。急な資金調達が必要になった個人事業主の方は、ファクタリングの活用を検討してみてはいかがでしょうか。