ファクタリングに関するトラブル~手数料で一悶着~

ファクタリングを利用すると手数料が発生するので、できるだけ手数料の安い業者を探すのがおすすめです。手数料が高いと、希望するだけの資金調達はできない可能性も。ファクタリング業界は法整備が進んでおらず、まっとうな業者だけではありません。大阪の業者でも、なかには高い手数料を取るような業者もおり、手数料トラブルが発生しています。

法外な手数料を取られる例

ファクタリングを利用する際、明らかに高い手数料を取られたという例があります。手数料の割合を40%や50%に設定する業者もいます。ファクタリングの手数料は何%までにすると法律では決められていないので、50%でも100%でも違法ではありません。高すぎる手数料が設定されている場合、売掛債権を譲渡して受け取れるお金が大きく減ります。債権額の半分以下になってしまえば、ファクタリングを利用しても十分な資金を手に入れられません。業者に手数料を払うためにファクタリングを利用するようなものです。ファクタリングの手数料が高いと、資金繰りの悪化を招く恐れもあるため、高すぎる手数料を示すファクタリング業者は利用しない方がいいでしょう。

手数料率に加えて利息まで発生する例

ファクタリングはお金の貸付けではないので、利息は発生しません。売掛債権の譲渡であり、譲渡した代わりにお金を受け取れます。手数料が売掛債権の何割か発生し、その上利息まで取られるとなると、ファクタリングで得られるお金は少ないです。なかにはファクタリング業者を装い貸付けを行っているような業者もいます。利息を求めてくるようなファクタリング業者がいれば、利用しないようにしてください。また、利息としてお金を要求する以外にも、前金としてお金を要求する業者もいますが、ファクタリングでは手数料以外は発生しないので前金を用意する必要はありません。このような要求がある場合は、前金を入金したとたんに業者と連絡がつかなくなるケースが多いです。利息や前金を要求する業者は、悪徳業者といえるでしょう。

手数料の相場を調べておくことで悪徳業者を回避しましょう

ファクタリングを利用するときに、手数料のトラブルに巻き込まれないようにするには、手数料の相場を知ることです。手数料相場がわかれば、相場以上の手数料を要求する業者を避けられるでしょう。2社間取引では10~30%ぐらい、3社間取引では1~10%ぐらいが手数料の相場です。2社間取引よりも3社間取引の方はリスクが低いため、手数料は抑えられています。どのような場合にも相場には開きがありますが、売り掛け先の信用によっても違うので、相場に幅があるのです。2社間取引でも3社間取引でも、40%や50%の手数料を取る業者はあきらかに高い手数料を取っています。相場をあらかじめ知っておくことで、相場以上の手数料を取る業者を利用しないで済むでしょう。