ファクタリングによる資金調達事例|人材派遣業の場合

人材派遣業は入金サイクルが長い傾向にあり、派遣社員への給料支払いのために銀行から融資を受けることも少なくありません。しかし借入上限に達してしまうとその融資も不可能になります。そんな資金繰り問題を解決するためにはファクタリングがおすすめです。
 

銀行の借入額が上限に達してしまった

人材派遣業というのは、自社に登録している派遣社員をクライアント企業各社に派遣し、その人件費を入金してもらうことで成り立っているビジネスです。クライアント企業との契約によって異なる部分はありますが、一般的に人材派遣業の入金サイクルは2か月~3か月程度になります。
 
しかし派遣社員への給料は毎月支払わなければなりません。また、それに加えて仕事によっては週払いや日払いといったケースもあるため、資金調達の緊急性はさらに高くなります。そのため銀行からの融資を受けている人材派遣業者であっても、融資額が借入上限に達してしまうことがあるのです。
 
このような場合に売掛債権を買取するファクタリングという方法を活用すると、金融機関の融資を受けられない企業でも素早く資金を調達することができます。
 

人材派遣業のファクタリング活用事例

銀行からの融資額が借入上限に達してしまっては、それ以上銀行から融資を受けるのは難しいでしょう。ここでは大阪にある人材派遣業者がファクタリングを活用して資金調達に成功した事例をご紹介します。
 
年商:2億5000万円
従業員数:25人
都道府県:大阪府
調達日数:3日
調達額:約250万円
資金用途:人件費 
 
大阪府で人材派遣業を営むA社は、主にシステムエンジニアをクライアント企業に派遣しています。大口の案件が入り大量に派遣社員が必要になったことと納税のタイミングが重なったことにより、派遣社員への給料と税金で資金繰りが苦しくなってしまいました。
 
銀行からの融資を真っ先に考えましたが融資額が借入上限に達していたことからそれもできず、ファクタリングの利用に踏み切ります。クライアント企業が大手だったこともあり、話はスムーズにまとまってわずか3日という日数で約250万円の資金調達に成功しました。
 

銀行の融資が受けられないときはファクタリングに相談

上述したように人材派遣業は入金サイクルが2か月〜3か月と長いケースが多いため、その期間の資金繰りが苦しくなることがあります。銀行からの融資額が借入上限に達してしまった場合はもちろん資金調達が不可能ですし、銀行は審査が終わるまでの期間が長いのも難点です。
 
一方ファクタリングは売掛債権を買い取ってもらうことで資金を調達する方法なので、売掛先の信用度が高いほど素早くスムーズに資金調達が可能です。人材派遣業の場合はクライアント企業が大手であることも多く、売掛債権を回収できなくなるリスクは極めて低いことから、資金調達にはファクタリングの活用をおすすめします。