ファクタリングによる資金調達事例|広告代理店の場合

広告代理店は、現金だけでなく売掛金で取引を行うことも多い業界です。しかし取引先の経営が悪化したなどの理由で支払いが滞ることも珍しくありません。広告代理店側で急な資金調達が必要となったタイミングと重なると、広告代理店の経営も危うくなるのです。ここでは広告代理店の資金調達におけるリスクなどを解説します。
 

資金が不足しているが狭い業界だから他社に知られたくないため銀行に相談できない

広告代理店では、設備投資や人員の確保など、広告の製作にあたって多大な経費が最初にかかります。また、昨今のコロナ禍により広告費を削減するクライアントが増加していることも後押しとなり、資金繰りが悪化する広告代理店も少なくありません。
 
このような場合の資金調達方法には、銀行などの融資が挙げられます。しかし広告業界は人脈が重要視されるということもあり、資金繰りの悪化を他社に知られてしまうことはできるだけ避けたいものです。
 
そのような資金問題の解消に有効なのがファクタリングです。広告代理店の売掛債権をファクタリング会社へ売却し、その代金を受け取るという方法なので、第三者へ知られる心配がありません。
 

広告代理店のファクタリング活用事例

ファクタリングで資金繰りを改善できた広告代理店の事例をご紹介します。
 
年商:3500万円
従業員数:8名
都道府県:大阪
調達日数:5日
調達額:300万円
費用用途:運転資金
 
創業から5期目の広告代理店では、先払いコストを意識した経営で安定感がありました。しかし、取引先の倒産や固定費用の上昇により、資金繰りに突如問題が発生します。資金繰りの悪化に伴い、最初は銀行へ相談することを検討しました。
 
しかし、クライアントや同業者へ「経営が悪化している」と知られると、あらぬ風評被害を受ける恐れがあります。そんな時に先輩経営者の方からファクタリングの利用を勧められたのです。
 
すぐにファクタリング会社へ相談し、5日後に目標額の資金調達が完了しました。運転資金の確保後は営業に専念することで経営が安定したのです。
 

手形のやり取りが多い業界だから直ぐにファクタリングに応じてもらえる

広告業界は手形による取引が多い業界です。なぜなら取引先となるさまざまな業界では昔から手形取引が浸透しており、大企業ほど手形取引が多い傾向にあるからです。
 
ただし手形はサイト(支払い期日までの期間)が売掛よりも長いため、現金化するまでの時間もかかってしまいます。
 
迅速な資金調達が求められる場合は、ファクタリングが有効な手段です。信頼できる債権であればすぐに売却でき、入金までのスピードも最短数日と早いことが大きな特徴になります。2社間ファクタリングを活用すれば、同業他社やクライアントに知られず資金調達を完了することも可能です。