ファクタリングによる資金調達事例|介護事業者の場合

介護事業所の売上は介護報酬であり、9割は国が負担します。そのため入金のタイミングを事業所の都合で調整することはできません。スタッフの入退職の多い事業所では採用コストが経営を圧迫し、資金繰りが困難となるケースもあります。
 

職員退職による採用コストが経営を圧迫

介護職はハードな仕事であり、退職する人も多く、スタッフの入れ替わりが激しいのが特徴です。スタッフが退職すれば、新たに人材を確保しなければならないため、介護事業所は求人募集や面接などを実施します。その際に求人広告費や面接時の人件費、採用に伴う研修の費用などが発生します。
スタッフが退職するたびに求人を出せばその分コストがかかり、せっかく入社しても、きついからとすぐに退職すれば、面接や研修にかけたコストを無駄にすることになります。
 
このようにスタッフの入れ替わりが激しい介護の現場では、採用コストが経営を圧迫し、資金繰り困難な状況に陥るケースも珍しくありません。そのため万が一のときに備えて、資金の調達方法を検討しておくことが重要です。
 

介護事業者のファクタリング活用事例

ここでは、大阪の介護事業所でファクタリングによって資金調達に成功した事例についてご紹介します。
 
年商:4,000万円
従業員数:12名
都道府県:大阪府
調達日数:3日
調達額:約300万円
資金用途:採用コスト(人件費)
 
大阪府で介護事業を営むA社は、人材不足でスタッフ一人当たりの負担が大きく、退職者が続いて人材不足に拍車がかかった時期がありました。なんとか人材を確保しようと求人を出して面接を行いますが、入社するもののきついからとすぐに辞めてしまうケースもあり、採用コストがかさんでしまいました。
その結果資金繰りが難しくなり、採用に必要な人件費を支払えない可能性が出てきたのです。
 
そのときに知人にファクタリングのことを教えてもらい、思い切って相談してみることにしました。その結果、手続きはスムーズに進み、3日間で300万円の調達に成功。採用にかかる人件費の支払いを滞りなく終えることができました。
 

ファクタリングで採用費用を賄い欠員補充

介護事業所における売り上げは介護報酬であり、自分たちの都合で入金のタイミングを調整することはできません。スタッフの入退職の多い事業所では採用コストがかさんでしまい、入金のタイミングとのズレによってたちまち資金繰りが困難となる可能性もあります。
 
ファクタリングであれば、銀行の融資のような審査や保証人などが不要なので早期現金化が可能です。ファクタリングで調達できた資金を採用費用に当てられれば、スタッフの確保にもつながり、サービスの質向上も目指せます。
 
資金の流れを立て直して介護事業所として健全な姿を維持していくためにも、ファクタリングを活用してみてはいかがでしょうか。