ファクタリングによる資金調達事例｜自動車部品製造業の場合

自動車部品製造業は材料を海外からの輸入に頼っているところが多いため、世界情勢の影響で材料費が高騰し、資金繰りが苦しくなることも少なくありません。そんなとき強い味方となってくれるのがファクタリングです。

 

自動車産業を支えているのは下請け業者であり、部品製造業者もそのひとつです。しかし自動車メーカーと自動車部品製造業者とでは、その立場は大きく異なります。

 

立場が弱いのは自動車部品製造業者です。部品の材料は鉄などで、ほとんどの業者は材料の仕入れを海外からの輸入に頼っているため、世界情勢が仕入れの費用に影響を与えることが多々あります。そのため、材料が高騰した場合、自動車部品製造業者がそのあおりを受けることになるのです。

 

立場の弱い下請け業者は、自動車メーカーへの値上げ交渉するのも難しいでしょう。そのため、中小規模の業者となると、税金すらも滞納してしまうほど追い込まれることもあるのです。

 

材料費が高騰し、仕入れ代金が支払えなくなった場合でもファクタリングを利用すれば資金調達は可能です。ここでは大阪にある自動車部品製造業者がファクタリングを活用して資金調達に成功した事例をご紹介します。

 

年商：2500万円

従業員数：10人

都道府県：大阪府

調達日数：3日

調達額：約200万円

資金用途：材料の仕入れ代金

 

大阪で自動車部品製造業を営むC社は、中堅自動車メーカーから部品の受注を請け負っている会社です。あるとき世界情勢悪化の影響を受けて材料である鉄の仕入れ値が高騰したため、既に受注していた部品の材料を仕入れる代金が不足してしまいました。しかし銀行からの融資を待つ余裕がなかったため、ファクタリングを活用して資金調達しようと考えたのです。中堅とはいえ、取引先が有名な自動車メーカーだったこともあり、3日で約200万円の資金調達に成功しました。

 

材料の仕入れ値が高騰して仕入れ代金が不足してしまうことは、中小の部品製造業者ではそれほど珍しいことではありません。特に中小の部品製造業者の場合、材料の仕入れ値が上がると大きな打撃を受けます。中小の部品製造業者は自転車操業のような状態になっているところも多く、銀行からの融資を受けられない業者も少なくありません。

 

しかしそんな中小の自動車部品製造業者も、取引先はほとんどが有名な自動車メーカーである場合が多く、ファクタリングで資金調達することは十分可能です。まだ支払われていない自動車メーカーの売掛債権などがあれば、スピーディーに資金調達できます。急に資金調達が必要になった場合は、ファクタリングの活用を検討してみてはいかがでしょうか。