製菓製造業は原価のうち材料費が占める割合が高く、常に多額の運転資金が必要となる業種です。この記事では、製菓製造業の資金繰りの悩みと大阪の製菓製造業者が資金調達をした事例をご紹介します。
支払いサイトが長く資金繰りが悪化してしまい融資も受けられないほどに
支払いサイトとは、商品代金の締切日から代金が入金されるまでの期間のことで、「月末締め翌月払い」がよく知られています。「月末締め翌月払い」であれば、代金を受け取ってそのお金で材料の仕入れができますが、支払いサイトが長いと代金が入金されるまでは、運転資金を使って材料を仕入れることになります。
お菓子を製造するにはバター、小麦粉、砂糖などさまざまな材料が必要で、原価のうち材料費が占める割合が多いです。さらに支払いサイトが長く入金が遅いので、運転資金があっという間にショートしてしまうことも少なくありません。
資金繰りが悪化した場合は金融機関に融資を相談すればよいですが、経営状況が悪いと融資を断られてしまいます。そのため、いざというときのために資金調達方法を考えておきましょう。
製菓製造業のファクタリング活用事例
大阪の製菓製造業者がファクタリングで資金調達した事例をご紹介します。
年商:5,000万円
従業員数:10名
都道府県:大阪府
調達日数:2日
調達額:約400万円
資金用途:仕入れ費用
5年ほど前に開業した製菓製造業者で、観光客向けのお菓子の製造を行っています。外国人観光客にも評判で、売り上げも増加傾向にありました。
しかし、新型コロナ感染症の拡大により、観光客が激減。もともと取り引き先の支払いサイトが長かったため、徐々に資金繰りが難しくなってしまいました。追い打ちをかけるように工場の機械が故障してしまい修理費用を支払ったら、仕入れ費用が足りない状況に陥ってしまったのです。
たまたまファクタリングのことを広告で知り相談したところ、売掛債権をたった2日で現金化でき資金調達に成功しました。
売掛債権をファクタリングで現金化したことにより資金繰りが改善
製菓製造業は支払いサイトが長いだけでなく、近年お菓子の主原料となる小麦粉、バター、砂糖などが値上がりしていて、資金繰りに苦しんでいるところも多いです。
銀行に融資を依頼する際は、審査が必要で審査には1カ月以上必要となることもあります。新鮮な材料が仕入れなければいけない製菓製造業者は、1カ月も待つことになる銀行の融資では対応することは難しいでしょう。
ファクタリングであれば審査だけでなく保証人や担保が不要で、売掛金債権を現金化するので返済に苦しむ心配もありません。来店が不要で電話のみで資金調達ができるので、はじめての方にもおすすめです。支払いサイトの長く資金繰りにお困りの製菓製造業の方は、お気軽にご相談ください。