ファクタリングによる資金調達事例|解体工事業の場合

大阪にて解体工事業を営んでいる方は、個人や法人にかかわらず資金繰りに悩んだことが一度はあるのではないでしょうか。今回は、解体工事業がファクタリングを活用した事例をご紹介します。賃金や作業機器の資金を必要としている方はご検討ください。
 

同業者から人手を借りたいけど資金が足りない

大変な作業の割に経費が多く、利益率は総収入の1割ほどといわれているのが大阪の解体工事業です。あまり利益率が高くない上に、重機やガソリン代など、さまざまな費用が発生します。解体する建築物によっては足場も必要です。
 
多くの解体業者は、足場や利用頻度の少ない重機については外注で対応しています。資金状況によっては、解体工事の作業が入っているのに外注するためのキャッシュがない、ということもあります。
特に、前回作業の支払いが入金されていない状況で、続けて作業が入った場合に多く見られます。
 
受注作業は急に舞い込む場合もあり、依頼が入る都度融資を受けるわけにもいきません。そんな急の資金調達が必要な状況では、ファクタリングの利用がおすすめです。
 

解体工事業のファクタリング活用事例

年商:8,000万円
従業員数:3人
調達日数:1日
調達額:300万円
都道府県:大阪府
使用用途 :人手を確保するための費用
 
この会社は主に、社長と重機を扱うベテランスタッフ、経費関連の手続きをしてくれる事務員の3名で構成されています。解体工事作業が入った際には規模に合わせて足場発注や重機レンタル、作業スタッフを都度依頼する体制でした。
 
一軒家の解体依頼が続いた後、とても規模が大きいビルで複数の解体依頼が入りました。金額的にも大きく将来の契約にもつながりそうな、逃したくない案件です。しかしキャッシュが厳しい状況で、10名ほどを10日間雇うスタッフと足場を組む人件費が用意できない状況でした。
そこでファクタリングを利用し翌日には資金を準備し、無事に大きなビル解体の受注をこなしました。
 

自転車操業になりやすい解体工事業ではファクタリングが活躍

解体工事業は自転車操業になりやすく、ファクタリングによる資金調達を利用するのに向いている業種です。大きな受注を受けるためには人手を確保するための資金が必要だが、過去に受けた依頼の入金はまだしばらく先である、といった状況にファクタリングは向いています。
 
ファクタリングとは融資を受けるのではなく、債権を買い取る手続きです。将来的に入金される売掛金があれば、不可となる事例は多くありません。
解体業は総合的に支払ってもらう金額が大きいものの、利益率が低く現場で使用する重機や人件費などの割合が大きい業種です。依頼のペースが上がると自転車操業に陥りやすくなります。資金繰りに困った場合には、貸出しの審査とは異なる仕組みのファクタリングをご検討ください。