ファクタリングによる資金調達事例|ITサービス業の場合

大阪府内でもにITサービス業におけるファクタリングの活用事例は数多くありますが、なかでもよく見られるのが起業や事業拡大で資金不足になるケースです。実際にその活用について検討する際には同業他社の活用事例を参照するのがおすすめです。
 

債務超過で銀行の融資が下りない

ITサービス業界においてもファクタリングは資金調達手段として頻繁に活用されています。ITサービスを営む企業ではその立ち上げや事業の拡大において銀行から融資を受けることも多いからです。またITサービスの開発は数か月、長いと年単位んに渡ることもあり、その分代金の支払いが先になってしまいます。その金額や返済状況などによっては追加での融資が受けられなくなってしまうこともあります。
 
例えば既に債務超過の状態にある企業の場合、銀行が追加で融資をしてくれる可能性は極めて低く、なんらかの資金が必要な場合には自力で調達をしなければなりません。この点においてITサービス業には売掛金が発生しやすくなってしまいます。未回収の売掛金がある場合には、売掛権を売却して資金を調達する方法が有効です。このような売掛金を利用した資金調達をファクタリングといい、この方法はITサービス業に限らず売掛金が発生しやすい幅広い業種で活用されています。
 

ITサービス業のファクタリング活用事例

ITサービス業を営む企業によるファクタリングの活用事例には以下のようなものがあります。
 
<ITサービス系企業A社のファクタリング活用事例>
年商:9,000万円
従業員数:8名
調達額:300万円
都道府県:愛知県
調達日数:1日
用途:従業員の給与の支払い
 
A社では十分な量の案件を請け負っていましたが、その性質上どうしても売掛金が発生しやすく、一時的に従業員への給与の支払いが困難になってしまいました。この問題に対して同社ではファクタリングを活用し、未回収となっていた売掛金を1日で現金化することに成功。期日通りに従業員へ給与を支払うことができました。
 

ファクタリング活用で経営再建

ファクタリングは、銀行などの金融機関にはないメリットが多々あります。例えば融資のような厳しい審査がありません。債務超過の状態にあるような企業であっても、未回収の売掛金さえあればすぐに現金を調達することが可能です。また、融資とは異なり、調達した現金の使途が限定されない点もファクタリングのメリットといえます。A社の事例のような従業員への給与の支払いだけでなく、事業の拡大や経営の再建などにかかる資金に充てることもできます。
 
とりわけITサービス業においては、その性質上売掛金が発生しやすく、業務は問題なく行えているのに資金繰りは厳しいという状態に陥ってしまうことも珍しくありません。そのような場合にはファクタリングを上手に活用して、必要な資金を調達してみてはいかがでしょうか。