ファクタリングによる資金調達事例|個人クリニックの場合

新型コロナウイルスの感染拡大による受診抑制の動きから病院やクリニックの診療報酬が下がり、資金繰りが難しくなるケースが多く見受けられます。ここでは、個人クリニックの事例をもとに、医療業界での資金繰りの悩みやファクタリングのメリットについて解説します。
 

新型コロナウイルスの感染拡大で運転資金が底をついた

新型コロナウイルスの感染拡大による影響は医療業界にも及んでいます。感染への懸念から受診控えが広がり、診療報酬も減っているのです。特に個人経営のクリニックは規模の大きなクリニックと比べて資金力が乏しく、資金繰りが困難になり、経営自体が成り立たなくなる可能性もあるでしょう。
 
クリニックが資金を手に入れる方法として、銀行の融資も選択肢のひとつですが、感染拡大の長期化によって利子をつけて返済をしていくことに不安を感じるクリニックも少なくありません。ファクタリングであれば、診療報酬債権を譲渡することで早期に現金化が可能となり、キャッシュフローを立て直す有効な手段となります。
 

個人クリニックのファクタリング活用事例

大阪府の個人クリニックで実際にファクタリングを活用した事例について見ていきましょう。
 
年商:5000万円
従業員数:5人
都道府県:大阪府
調達額:200万円
資金用途:リース代金、人件費
 
大阪府の個人クリニックAは開業して数年。ようやく経営が軌道に乗ってきたところで、新型コロナの影響を受けました。毎月黒字になることを見込んだ資金計画は一気に崩れ、感染拡大による受診抑制が拍車をかける形となり、月々のリース代や人件費の支払いもできない状況に陥ったのです。
 
また感染防止対策で、手袋や消毒など医療消耗品や備品費用もかかるようになり、経営は赤字に傾きました。銀行に融資を求めましたが、開業して間もないことを理由に審査を通してもらえません。そこでファクタリングを利用することにしたのです。ファクタリングでは診療報酬債権によって審査もスムーズに通り、リース代や人件費も滞りなく支払うことができました。
 

診療報酬債権が確認できて即時に審査をクリア!ファクタリングのスピーディな現金振込でピンチを脱出

診療報酬は入金まで数カ月のタイムラグがあり、手元にすぐに現金が欲しいときに困ってしまうこともあるでしょう。また新型コロナの感染拡大からスタッフが感染してしまい、業務を縮小せざるを得ない状況も想定されます。感染が収束せず、受診抑制が長期化した場合に備えた、ゆとりのある資金計画を立てることが大切です。
 
ファクタリングであれば、診療報酬債権の確認による審査もスピーディなので、早期の資金調達が可能です。個人クリニックでも診療報酬債権を強みに、すぐに現金が入手できます。新型コロナ感染拡大を機に、万が一に備えた資金調達方法としてファクタリングの活用を検討してみてはいかがでしょうか。