不動産業は維持費がかかるので、空室が出たり家賃を滞納されたりすると資金がショートしてしまいかねません。この記事では、不動産業のよくある資金繰りの悩みと、大阪の不動産業者がファクタリングで資金調達をした事例をご紹介します。
新型コロナの感染症拡大で生活困窮者から家賃回収できず、ギリギリのキャッシュフローに
不動産業でかかるランニングコストは、一般的に家賃収入の2割から3割は必要です。新型コロナの感染症拡大で仕事がゼロになってしまう人もいるので、入居者に生活困窮者が多いと家賃回収ができなくなり、資金繰りも苦しくなります。マンション経営に必要となる主な費用は、次のとおりです。
・管理費(点検および清掃費)
マンションに設置している設備を点検する費用と、共用部分やゴミ置き場を清掃するための費用です。
・修繕費用
定期的なメンテナンスや、故障箇所の修理費用などです。
・共有部分の光熱費
ロビーやエントランスなど、共用部分の光熱費はオーナーが支払います。
・管理委託費
入居者とのやり取りや家賃の集金を管理会社に委託する場合は、さらに管理委託費用がかかります。
・その他
火災保険、通信費、雑費などが必要です。
不動産業のファクタリング活用事例
年商:1200万円
従業員数:1名
都道府県:大阪府
調達日数:2日
調達額:70万円
資金用途:固定資産税
親から相続した土地を使って、アパート経営を始めました。 アパートを建てる費用が足りなかったので、ローンを組んで月々の家賃収入から返済をしています。やっと入居者が決まり、これから安定した収入が得られると安心していたときに、新型コロナウイルス感染症が拡大。最初はよかったのですが、徐々に家賃を滞納する方も出てきました。仕方ないなと思いつつも、固定資産税額が70万円という知らせが来たときは、さすがに運営資金がショートしそうになりました。友人に紹介してもらったファクタリング会社に、審査なしで家賃債権を買い取ってもらい、無事に固定資産税が払えて感謝しています。
家賃債権は売掛債権と同じようにファクタリングが利用できる
不動産業は月々の支払いや固定資産税などだけでなく、予期せぬ台風や地震で所有している建物が被害にあったときにも、まとまったお金が必要になります。とくにローンを組んでいる方は、いざというときのために資金調達方法を考えておくことをおすすめします。
ファクタリングは売掛債権を買い取ることで知られていますが、家賃債権を現金化することも可能です。金融機関に必要な審査や担保、保証人が不要で、電話のやり取りのみでご利用いただけます。50万円から最大1億円までご対応できますので、家賃回収が困難で資金繰りにお困りの不動産業の方は、ぜひご活用ください。