ファクタリングによる資金調達事例|人材紹介業の場合

人材紹介業では、派遣や紹介の依頼が来た際にタイムリーに対応することが求められます。紹介できる人材を大阪で集めるに宣伝広告費をかけて事業拡大を果たした、企業のファクタリングの事例について見ていきましょう。
 

売掛金の回収は時間がかかる上に広告費は前払いのため手持ち資金がショート

人材派遣業など、人材紹介をする業界の需要が高く事業拡大の検討をする会社も多くありますが、その反面、紹介する「働き手」である人材を探すことが困難になってきている業界でもあります。人材を確保するためには広告を出したり、登録している人材への支払い単価を上げたりしなければならず、資金繰りが悪化してしまい、事業を継続できなくなることもないとは言えません。
 
さらに、人材紹介業界では、売上金の入金が後払いになるにもかかわらず、広告宣伝費は前払いであったり、人材への支払いも月払いだけでなく、週払いや日払いが必要なケースが増えてきたりしている状況があります。このような理由で、手持ち資金がショートしてしまいそうになったことがある人材紹介会社は少なくないのです。
 

人材紹介業のファクタリング活用事例

大口案件の人材紹介に対応するために、広告宣伝費をかけて対応したものの広告費を支払ったことで、人材への支払いの資金が底をついたケースです。
 
・年商 6,000万円
・従業員数 25人
・調達額 300万円
・都道府県 大阪府
 
今までにない大口案件であったため、求められていた人材を集めることに気をとられて宣伝広告を依頼し、人材への給与も高く設定したため、人材へ給与支払いの資金が不足してしまいました。月末までに必要な300万円を人材を紹介した会社の売掛債権をファクタリングすることで、人材への給与支払いを行うことができ、人材からの信用を損なわずに済んだのです。なんとか大口案件を成功させたことで、人材を募集する手法も増え、事業も拡大できました。
 

ファクタリング利用による広告費投下の継続・増加で利益増大が見込める

人材不足が社会的な問題になる中、人材紹介業の需要は高まっています。しかし、人材紹介会社でさえも、人材を集めることができにくくなっている現実もあり、ビジネス拡大のチャンスとなる大口の取引が出た際には、思い切って新しい手法をとることが必要になるでしょう。
 
人材を募集する際に多くの人が応募してくれるためには、広告宣伝費をかけて多くの人の目にとまるようにすることも大切ですが、人材紹介会社自体の信用度が高いことも重視されます。信用情報機関にデータが残さずに資金調達をするなら、ファクタリングがおすすめです。人材を集める際に、給与の未払いや支払いの遅れなどを応募する人が心配する、風評被害を防ぐことができます。