ファクタリングによる資金調達事例|運送業の場合

需要が高く人手不足の運送業では、事業を拡大する際に、ドライバーを増やさずに運送量を増やすという方法を取ることがあります。このとき検討されるのが大型トラックの導入です。中古大型トラックを導入する際の資金調達をファクタリングで実現した事例についてご紹介します。
 

事業拡大に繋げられる絶好の機会!取引先から大型トラックの長距離便の運行を依頼されることに

運送業の事業拡大では、定期的にまとまった量の荷物で運行に入ることが重要です。既に多くの取引をしている会社から、大型トラックの長距離便の定期運航を打診された際などは、事業拡大に乗り出す絶好の機会だといえるでしょう。
 
大型トラックの価格は車種によって異なりますが、新車で購入すると1台2,000万円前後であり、ローンを組む場合には審査に時間がかかります。リース契約なら、審査は短期間でできて税金や自賠責保険などの負担はありませんが、1日5万円程度、1カ月のレンタルでは70万円程度の費用がかかりますので、3年間借りると新車購入よりも高くなってしまいます。
 
事業拡大を早急に進めたいという際には、ファクタリングなどで資金調達して状態のよい中古トラックを購入するという方法が現実的です。
 

運送業のファクタリング活用事例

大阪の運送会社が、大型トラックを導入するための資金調達にファクタリングを活用した事例を見ていきましょう。
 
年商:9,000万円
従業員数:15名
都道府県:大阪府
調達日数:2日
調達額:550万円
費用用途:中古大型トラック購入費用
 
取引先の会社が大量の製品を運送する長距離のトラック便の手配に苦慮しており、時にはトラックのリースなどで対応してきました。しかし取引先から「長距離トラックでの定期運航」を打診されます。この機会に先行投資することが事業拡大につながると判断し、中古大型トラック導入を決めました。
 
しかし前々月に増員してしまったため、あまり資金に余裕がありません。資金繰りに困っていることを取引先へ相談すると、3社間ファクタリングという方法を知りました。この取引先が先々に支払う売掛を3社間ファクタリングで現金化し、中古大型トラックの購入を実現できたのです。
 

3社間ファクタリングの利用で企業規模の拡大に成功

事例では新規案件を打診してきた会社との3社間ファクタリングが利用可能となり、2日で現金を調達できました。取引先から多くの受注を受けて対応してきたため、その売掛債権をファクタリングに利用でき、スムーズな資金繰りから事業拡大が実現できたのです。
 
3社間ファクタリングは取引先の理解を得る必要がありますが、売掛先企業の信用力が高いほど審査に通りやすくなります。そのため銀行の融資審査で断られた場合にも有効な方法です。大阪の運送業で資金調達が必要な際は、3社間ファクタリングを検討してみてはいかがでしょうか。