ファクタリングによる資金調達事例|長距離の運送業の場合

運送業は長距離を走るトラックを何台も抱える会社も多く、日々燃料代はかかるものであり、事業資金を圧迫します。燃料代の高騰は、経営を圧迫し資金繰りが困難になるのです。そんな時すぐにお金が必要になったら、資金調達方法としてファクタリングをおすすめします。
 

燃料代の高騰で資金繰りが厳しくなった

トラックは燃料がなければ走れません。トラックは軽油で走るので、ガソリンより価格が安いですが、一度に大量に給油して長距離を走るので、使用量に比例して燃料代もかかってしまうでしょう。
 
燃料費が高騰すれば、経営に影響を与え資金繰りを悪化させます。燃料費の高騰分を運賃に転換できれば、値上がり分のカバーは可能です。しかし、簡単に運賃を上げる訳にはいかず、荷主と交渉しても理解を得られずに、従来のままの運賃で仕事を請け負う運送会社も多いでしょう。燃料代の支払いは、取引先からの売上入金前に期日が来ることが多く、これによりキャッシュフローが悪化します。資金繰りが悪くなれば、倒産の危機もあるため、資金繰りが悪化した際には早めの対処が必要です。
 

長距離の運送業のファクタリング活用事例

大阪にある長距離の運送業会社がファクタリングを利用して、資金調達に成功した事例があります。
 
地域:大阪
年商:1億4000万円
従業員:18名
売掛金:800万円
調達日数:2日
調達額:700万円
資金用途:燃料費など
 
小さな運送業を営んでおり、少数精鋭で質の高いサービスを提供しています。コストダウンを徹底し、他社よりも低価格でサービスを提供していたのですが、事業を始めた当時と比べると燃料費が上がってしまったのです。この影響によってサービス料金の値上げをしないと、会社が立ちゆかなくなりました。取引先との契約を切らさないために、サービス料金の値上げには踏み切れません。燃料費に加えて人件費の支払いもあるため、資金不足に対応するために、ファクタリングを利用しました。簡単な審査で現金を用意でき、新しい人材を雇用する余裕も生まれ、売上が徐々に増加していき良い結果となったのです。
 

ファクタリングでキャッシュフローを改善

ファクタリングは、銀行融資とは違い借入ではありません。売掛債権をファクタリング会社に譲渡することになります。融資ではないので、用意できたお金には利息は発生せず、負債として計上しないのも特徴です。ファクタリングは、会計で負債を増やしたくないときの資金調達方法と言えます。会計仕訳では現金の増加になり、上手くファクタリングを利用すればキャッシュフロー改善が見込めます。キャッシュフロー改善を行えば、企業信用度が高まり、長い目で見れば健全な経営が期待できるでしょう。企業信用度が高まれば、銀行融資を受けやすくなり、ファクタリングでのキャッシュフロー改善はメリットが多いです。