ファクタリングによる資金調達事例|防水工事業の場合

支払いが延期しやすい建設業界ですが、防水工事においても工期が遅れることが珍しくありません。入金の遅れから仕入れや人件費が賄えなくなり、新たな案件を受けられないことが続いてしまい、経営が傾くこともあるのです。そのような時にはファクタリングによる資金調達を活用するのも一つの方法です。ここでは防水工事業における給料の支払い目的での活用事例をご紹介します。
 

資材入荷の遅延で工期が遅れ入金も遅れる事態に!職人への給料が払えない

防水工事は短期間で作業が終了するケースが多く、複数の現場を掛け持ちする際などにはそのことを考慮して作業日程が検討されます。そのため一つの現場で工期に遅延が生じてしまうと他の現場にも影響が及び、事業全体が滞ってしまうことも珍しくありません。
 
防水工事において遅延が発生する原因として特に多いのが資材入荷の遅れです。防水工事では様々なまざまな資材を使用することから、予定通りに資材を入荷できないと工事自体が行えなくなってしまうでしょう。
 
また、工事の遅れは顧客からの工事代金の支払い時期が先延ばしになる原因となりかねません。このことから、資材の入荷に大規模な遅れが生じると会社内での資金繰りが難しくなり、場合によっては職人への給料の支払いが困難になってしまうこともあります。
 

防水工事業のファクタリング活用事例

防水工事業を営む企業におけるファクタリングの活用事例には以下のようなものがあります。
 
防水工事業A社におけるファクタリング活用事例
年商:6,000万円
従業員数:8名
都道府県:大阪府
調達日数:即日
調達額:150万円
費用用途:給料の支払い
 
A社では最小限の従業員数で防水工事を請け負っており、スケジュールの順守が事業を円滑に行う上で必須です。しかし、新型コロナウイルスの流行により海外の工場で生産されていた資材の調達が難しくなってしまい、工期にも遅延が生じるようになってしまいました。
 
この影響からA社では一部従業員への給料の支払いが一時的に困難となってしまい、迅速な資金調達方法を探していました。インターネットでファクタリングという方法を見つけて、すぐに問い合わせてみると、十分な売掛金があったことから、不足分の150万円を即日で調達することができました。
 

ファクタリングで資金を確保して給料未払いによる離職を予防

ファクタリングは事業で発生した売掛金を前倒しで現金化する方法です。借金のような審査も必要ないことから現金を受け取るまでにかかる時間が短く、条件次第ではA社のように即日での資金調達が可能となるケースもあります。
 
ファクタリングで調達できる金額は売掛金額に基づいて決定されることから、売掛金が発生しやすい防水工事業を営む企業にとっては特に適した資金調達手段となります。給料の未払いや入金延期といった一時的な資金繰り対策として、ファクタリングを検討されてみてはいかがでしょうか。