ファクタリングによる資金調達事例｜運送業の場合

2021/04/27

ファクタリングの利用を検討する際には、実際にあったファクタリングによる資金調達事例を参考にするのがおすすめです。ここでは、ファクタリングが利用されることも多い運送業における活用事例をご紹介します。

運送業界では運送料が後払いとなることも多く、運送業務を行うタイミングとその運送料が支払われるタイミングに差が生じることも珍しくありません。また、運送業には時期によって荷物の流通量が大きく変化するという特徴もあり、急に流通量が増えるとそれに対応するための資金がすぐに必要となることもあるのです。

例えば近年の著しい通販需要アップにより、多くの運送業者ではトラック台数やドライバーの補填による対応を迫られています。しかし、十分な資金がなければこのような対応をすることも難しく、場合によっては多くの機会損失が生じてしまうかもしれません。

ファクタリングは、このような運送業特有の問題における資金調達手段としても有効であり、手元に十分な資金がない場合の利用もおすすめです。

運送業界においてもファクタリングは幅広く活用されています。続いては、この業界で実際にあったファクタリングの活用事例を見ていきましょう。

年商：2億円
従業員数：30名
都道府県：大阪府
調達額：600万円

物量の増加へ対応するために、トラックドライバーを増やす必要が生じました。しかし、そのための資金が足りなかったため、ファクタリングを活用することにしたのです。ファクタリングでは運送料債権を利用する形で600万円を調達することに成功し、十分な人数のドライバーを新たに雇用することができました。

このケースではドライバーの増員がファクタリングを利用する目的でしたが、資金の利用用途はほかにも多種多様にあります。調達した資金をさまざまな用途で利用できる点も、ファクタリングの魅力であるといえるでしょう。

ファクタリングでは将来的に必ず支払われる債権などを利用して資金調達を行うことから、借金とは明確な違いがあります。運送業においては運送料債権をファクタリング対象とするケースも多く、調達した資金を事業拡大などの先行投資に利用するのも有効です。

また、運送業界においては物量の増加に対応するためのトラック台数や人員の補填がファクタリングの目的となることも少なくありません。よって、ファクタリングは不測の事態へ早急に対応するための手段のひとつと捉えるのもよいでしょう。