注文書買取って何？ファクタリングの中でも特にスピーディー

ファクタリングとは資金調達手段のひとつであり、売掛債権を売却することで現金化することをさします。請求書を売却する方法が最も一般的ですが、最近では受注時の注文書を売却する「注文書買取」という新たなファクタリング方法も登場しました。では、注文書買取とは具体的にどんなもので、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

普通のファクタリングは請求書を元に進める

通常のファクタリングでは、受注・製作・納品という過程を経て、請求書の状態となった売掛債権を売却し現金化します。請求から入金までにかかる期間をスキップできるため、銀行融資が間に合わないケースや急ぎで資金調達が必要なケースなどで活躍してきました。しかし、逆をいえば、受注から納品までの過程で資金が必要なケースについては、通常のファクタリングではあまり効果がありません。例えば、受注後の人件費や仕入れの手元費用に不安があるケース、単純に納期が長いケースなどでは、いくら請求から入金までの期間が短縮されたところで、根本的な解決には至らないでしょう。このような通常のファクタリングでカバーできないケースに最適なのが、新たに登場した注文書買取というサービスです。

受注した段階の注文書を現金化できるのが注文書買取

注文書買取というファクタリング方法は、これまでのように請求書を現金化するものではなく、受注した段階の注文書を現金化するものです。通常のファクタリングのように受注・製作・納品という過程を経る必要がないため、請求から入金までの期間に加えて、受注から納品までの期間をも大幅に短縮できるようになりました。先ほどあげたような通常のファクタリングではカバーできないケースについても、注文書買取を利用すれば効果的な資金調達が期待できます。つまり注文書買取とは、通常のファクタリングよりも多くの過程を短縮できる方法であり、ファクタリングのなかでも特にスピーディーな資金調達が叶えられる手段です。

注文書買取は通常のファクタリングより手数料が高め

注文書買取に全くデメリットがないかといえば、もちろんそうではありません。リスクが大きいと判断されるぶん、通常のファクタリングよりも高めの手数料が設定されているのが一般的です。注文書の何割までと資金化の上限が設けられているケースもあります。注文書買取の利用は、あくまで通常のファクタリングがカバーできないケースに限定し、慎重に検討するのが賢明でしょう。このように、注文書買取は手数料が高めに設定されているものの、ファクタリングのなかでも特にスピーディーな資金調達が期待できます。大阪において資金調達でお困りの方、スピーディーな資金調達をお望みの方は、注文書買取を視野にいれてアルシエ株式会社にご相談ください。