ファクタリングによる資金調達事例|建設業の場合

ファクタリングの利用率が高い業種に建設業が挙げられます。建設業は他の凝視に比べると取引先からの支払いサイトが長く、手形での支払いが多いことが理由の1つです。そのため、つなぎ資金としてファクタリングを利用する事例が大阪でも少なくありません。

資材や人件費は先払いでカツカツな経営状況!つなぎ資金での銀行融資はコストや期間からミスマッチ

建設業では請負契約の場合は受注から工事完成、入金になるまでが他の業界よりも長いことで知られており、契約によっては全額後払いのケースもあります。しかし、工事の必要な資材や人件費は先払いしなければならなく、慢性的に資金不足になる企業は「つなぎ資金」が必要です。
「つなぎ資金」とは、一時的な資金調達が必要な時の穴埋め資金のことを指します。基本的には今後確実な入金が予定されている時に利用される一時的な借入で、事業の分類では運転資金のひとつです。
ただし、つなぎ資金として銀行融資を受けるにも手続きや審査機関があり簡単に申請することができません。そのため、ファクタリングを利用する事例があります。

建設業のファクタリング活用事例

次に、建設業でのファクタリング事例をご紹介します。
年商:8,000万円
従業員数:5人
都道府県:大阪府
調達日数:2日
調達額:約600万円
資金用途:つなぎ資金として

大阪にて父親の代から建設業を営んでいるA社の事例です。建設業は支払いサイトが長いため、慢性的に資金不足になりがちですが、今回は予想外のことが続いて資金がショート寸前でした。まず、通常は6人で仕事を回していましたが、大型受注がありヘルプとして3人臨時で従業員を雇用します。それに加え、半導体不足で今までよりも資材が入手困難になり、急激な円安の影響で資材が高騰したことで資金不足になってしまったのです。そこで、大阪にあるファクタリング会社に依頼し、ファクタリングを利用することでA社は資金調達することができました。

ファクタリングなら経営難でも利用可能!取引先にも知られずにスピーディに資金調達

建設業のように入金サイトが長く、資材費や人件費などの必要経費を先払いしなければならない業種は資金不足になりがちです。ファクタリングは基本的に持っている売掛債権をファクタリング会社が買取ることで売掛を現金化する方法であるため、借入ではありません。
ファクタリングを利用する際に簡単な審査はありますが、審査されるのは売掛先の企業であり、自社の経営状態は審査にあまり影響しないため、ファクタリングを利用する企業が経営難であったとしても利用できます。
また「2社間ファクタリング」であれば取引先に知られる心配もなく、今後取引にも影響はありません。急な、資金調達やつなぎ資金をお考えの方はファクタリングも候補の1つとして入れておくことをおすすめします。