ファクタリングによる資金調達事例｜マンション管理会社の場合

マンション管理会社では管理費や家賃の滞納による貸倒れのリスクや、災害などで突発的な修繕費の資金調達が必要になる場合があります。修繕費の調達のために、家賃のファクタリングを活用した大阪の事例です。

 

賃貸マンションの管理会社では、管理費の集金に合わせて、オーナーから依頼された家賃の集金も行っている場合があり、管理費の滞納とともに家賃滞納が大きな悩みの種になっています。家賃滞納はしていない入居者でも、管理費やマンションの修繕積立金などを滞納している場合もあるのです。さらに、災害などで突発的に大きな修繕をしなければならなくなった際の資金調達にも、マンション管理会社は頭を悩ませています。管理費の滞納や家賃滞納による資金不足、一時的な大規模修繕による資金繰りの悪化などでは、次の月には管理費や家賃が入ってくることが確実であっても、当面の費用が足りなくなってしまうという事例があるのです。

 

マンション管理会社が二社間ファクタリングを活用して資金調達をした事例があります。

 

年商：1,500万円

従業員数：3名

都道府県：大阪府

調達日数：4日

調達額：約100万円

資金用途：マンションの修繕

 

賃貸マンション11棟の管理を担っているマンション管理会社では、管理しているマンションが水害で浸水してしまい、1階部分の大規模な修繕とクリーニングが必要になりました。共有部分の修繕費用の資金調達は火災保険のファクタリングを活用し、不足分についてはオーナーから家賃滞納分をファクタリングで資金調達するようにとの依頼でした。マンション管理会社が代行してオーナーとファクタリング会社との二社間ファクタリングで、無事、早期に修繕を行うことができたのです。

 

マンション管理会社が活用したファクタリングは、火災保険会社とは三社間ファクタリング、入居者の管理費や家賃に関しては二社間ファクタリングを活用しています。家賃滞納や管理費の滞納に関しては、売掛債権の貸倒れのリスクを避けるための保証型ファクタリングとしての活用です。手数料が高くなる代わりに相手方に了解を得る必要はなく、ファクタリング業者にこれまでの家賃や管理費の支払実績などを渡して審査を受けることになります。突発的にマンションの修繕が必要になった際などには、ファクタリングを利用して家賃や管理費を前倒しで受け取ることも可能です。