ファクタリングによる資金調達事例|雑貨卸売の場合②

海外雑貨やインテリア雑貨などの人気が高まっている一方で、消費者ニーズの変動に左右されやすい雑貨卸売業は、予期せぬ出来事によって資金ショートを起こしてしまうケースもあります。ここでは、資金ショートから倒産といった危機を回避するために知っておきたい、ファクタリングのメリットについて実際の事例を踏まえて解説します。

資金ショートで倒産の危機に陥ってしまった

資金ショートとは、手元に残る現金が少なくなり、資金繰り困難となってしまう状況をいいます。売り上げが景気や消費者ニーズに左右されやすい雑貨卸売業では、黒字経営であっても売り上げと支払いのタイミングのずれによって、資金ショートから倒産の危機に見舞われるケースも少なくありません。
雑貨卸売では、大量に雑貨を仕入れる場合にまとまった現金が必要です。仕入れた雑貨が売れてはじめて、その差額が利益となります。そのため多く商品が売れることが理想ですが、景気低迷や災害など予期せぬことで売り上げが伸び悩み、現金不足に陥ってしまう可能性もあるのです。したがって、黒字や赤字に関係なく資金繰り困難になったときに備えて置く必要があります。

資金繰りが苦しい雑貨卸売でのファクタリング活用例

ここでは、大阪府の雑貨卸売を行う会社のファクタリング活用事例をご紹介します。

年商:8,000万円
従業員数:9名
都道府県:大阪府
調達額:約600万円
調達日数:3日

海外の輸入雑貨を取り扱い、毎年売り上げを伸ばしていましたが、仕入先周辺で突然の大規模な自然災害が起こりました。それによって海外からの仕入れが困難な状況となり、予期せぬ資金ショートが起こってしまったのです。
これまで経営は順調でしたが、売り上げの低迷によって手元の現金が不足し、外注費や社員の給料を払えなくなる事態となりました。困った末にファクタリングの利用を決意したのです。
手数料は多少発生したものの、さまざまな支払いの期限を守ることができ、会社倒産の危機を免れることができたのは大きな収穫でした。

ファクタリングは急な資金ショートでも対応可能

黒字経営をしていた会社でも景気の低迷や自然災害など予期せぬ事態の発生によって、売り上げと支払いのずれが生じ、資金ショートから倒産の危機に見舞われるケースもあります。資金ショートが起こっても、外注費やスタッフへの給与の支払いは訪れます。そのため黒字経営を続けている会社でも、いざというときのために資金調達の手段を検討しておくことが大切でしょう。

諸々の支払い期限が迫っている場合に活用したいのがファクタリングです。ファクタリングでは銀行融資のように面倒な審査がない分、資金調達までの日数が短期間で済みます。また取引先に知られずに手続きができるというのもメリットでしょう。ファクタリングをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。