ファクタリングによる資金調達事例|土木業の場合

土木業は公共事業の工事をメインに受注しています。支払い元の信頼性が高く、受注代金未回収リスクはほとんどありません。しかし請負工事なので、受注代金の受け取りは工事完了後です。代金受け取りまで長期化しやすく、次の工事の資金繰りができなければ黒字倒産もありえます。大阪の土木業でも急な資金調達のために利用できるのがファクタリングです。

台風で取引先が被災!取引の中断で入金が遅れて資金繰りが悪化した

土木業で請け負う公共工事は国が主導しているため、未入金はなく安心であると思うかもしれませんが、実は違います。屋内での工事もありますが、多くは屋外での工事がメインです。そのために天候によって工事は左右されます。雪国ならば積雪の多い時期は工事がほとんどできなかったり、全国的な台風により工事が遅れたりします。

台風で取引先が被災すると、取引中断となって工事完了が遅れるため、入金も大幅にずれ込むケースも珍しくありません。入金が遅れても次の工事があれば、工事のための材料費や外注費、人件費は必要です。なんとかそれらの費用をまかなわないといけませんが、用意できなければ資金繰りが悪化します。場合によっては、帳簿上は黒字でも資金が足りないという黒字倒産にもなりかねません。すぐに現金が必要というときに使える方法が、ファクタリングです。

土木業のファクタリング活用事例

年商:1億5,000万円
従業員数:6名
都道府県:大阪府
調達日数:1日間
調達額:350万円
費用用途:工事費用捻出のため

大阪で公共工事をメインに請け負う会社を営んでいます。8月頃に受注した公共工事ですが、ちょうど台風が本土を直撃しました。取引先が台風の被害を受け、取引が一時中断となって工事完了までの時期がずれ込みました。既に次の工事も受注していたため、新しい工事現場での外注費や材料費が必要です。銀行にも相談しましたが、融資まで時間がかかりそうで間に合いません。

そこで見つけたのが、ファクタリングです。連絡すると相談から1日で資金調達でき、工事も無事に終えられました。

災害時でもファクタリングは活用できる!早期に資金繰りも改善できた

土木業は受注工事の代金支払いサイクルが長く、資金が不足する場合も少なくありません。しかし銀行融資だと審査があり、融資までに時間がかかります。また場合によっては担保が必要です。

ファクタリングは、会社の売掛債権を買い取ってもらい現金化する方法です。ファクタリングにも審査がありますが、銀行ほど厳しくはありません。売掛先も調べられますが、公共工事であれば国の発注であるため問題ありません。

冬の積雪時や夏の台風時などの災害時でも、ファクタリングによって素早い資金調達が可能です。すぐ手元に現金が用意できれば、資金繰りを改善でき会社経営も上手くいくでしょう。