ファクタリングによる資金調達事例|建設業の場合

建設業は、工事を請け負ってから入金までの期間が長い業種です。工事が完了したあとで入金されますが、それまでの間手持ちの現金が足りなくなることも珍しくありません。その間に新たな工事の依頼が来ても、工事費を賄えないため請け負うことができなくなってしまいます。そんなときはファクタリングでの資金調達がおすすめです。

メインの受注は公共事業!工期完了後の検査をクリアできずに入金が遅れてしまった

建設業は請負契約が普通であり、工事完成後に報酬が支払われる仕組みです。工事が完了すれば確実に受注代金を支払ってもらえるものの、工事着工から入金までは1年以上かかるケースも珍しくありません。入金までの期間が長いと手持ち資金がなくなり、会社運営が危うくなることもあります。

また、公共工事では検査が必要です。公共物は安全性と耐久性を兼ね備えないとならず、一定基準を満たすか検査で調べます。建設会社によっては工事完了後の検査をクリアできないこともあり、その場合は基準を満たすよう補修をしないといけません。そうなるとさらに入金が遅れます。

工事では毎回材料費や外注費、人件費など多額の費用が必要であり、入金が遅れると次の工事の資金が確保できないこともあるのです。このような資金問題には、早期に現金の資金調達が可能なファクタリングが活用できます。

建設業のファクタリング活用事例

大阪府で公共事業の工事を受注する建築会社の事例です。

年商:5,000万円
従業員数:6名
都道府県:大阪府
調達日数:1日間
調達額:300万円
費用用途:資材調達費用捻出のため

今回受注した工事は工事完了後の検査をクリアできず、受注代金の入金が遅れました。そんな時に入札で新たに公共工事を受注したため材料費や外注費が発生し、入金されるまでの資金調達先を探していました。担保を求めてくるノンバンクなどは利用したくありません。

ネットで融資以外の資金調達方法を調べ、ファクタリングという方法を知りました。問い合わせしてみると、現在の売掛ですぐ現金が用意できる判明し、すぐに申し込みました。即日工事の費用が確保でき、無事工事が完了できたのです。

ファクタリングで先出しの材料費や外注費を確保!キャッシュフローも改善できた

ファクタリングは受注工事の売掛債権をファクタリング会社が買い取って現金化する方法です。手持ちの資金がない時でもすぐ現金を用意できる方法であり、次の工事の材料費や外注費を賄えた事例も多く見られます。

銀行融資となれば厳しい審査があり融資まで時間がかかるため、すぐ現金が必要でも利用できません。買取前には審査がありますが、銀行とは異なり売掛先の信頼度を調べることが中心です。公共工事であれば信頼度は申し分ないでしょう。銀行融資を受ければ借金となりますが、ファクタリングは買取であるために借金にはなりません。資金繰りの悪化を防ぎ、キャッシュフローの改善も可能です。