ファクタリングによる資金調達事例|運送業の場合

運送業は、就業時間が長くなりやすい業界です。トラックドライバーが荷物を指定先まで運びますが、道路が混雑する時期には残業時間が発生しやすく、複数の従業員から残業代の請求が寄せられることも珍しくありません。急な入り用で会社の資金調達が必要になった場合は、ファクタリングという方法を有効です。

従業員から残業代請求の申立てが!突然の出来事でまとまった現金が用意できない

運送業はガソリン代や人件費など、会社の運営コストが高い業種です。12月や3月などの繁忙期とオフシーズンでは業務量が変化しますが、一方で繁忙期は渋滞もあってよりコストが増します。このように月単位で収入と支出が変化する上に、運送業は売掛金回収までの期間が長いため、ときには運転資金が乏しい時期もあるのです。

また、人件費を節約する、あるいは想定外の渋滞に巻き込まれるなどの理由で、従業員は長期労働を余儀なくされることがあります。残業代を支払いたくても入金が遅れて資金繰りが安定せず、支払うに支払えないケースも見られるのです。どうしても手元の資金が乏しい時は、売掛債権を現金化できる「ファクタリング」が役立ちます。

運送業のファクタリング活用事例

大阪で18名の従業員が在籍する運送会社の事例です。

年商:2億円
従業員数:18名
都道府県:大阪府
調達日数:2日間
調達額:1,000万円
費用用途:残業代捻出のため

従業員の6名から弁護士を通じて残業代請求の申立があり、一人あたり120万円の支払い要求を受けたのです。和解して若干支払い請求額が少なくなりましが、一部従業員に残業代を支払うと、他の従業員にも補填しないといけません。最終的には1,000万円ほどの現金が必要でとなったのです。

銀行に相談しましたが和解金の融資は断られました。なんとか現金が作れないかと考えていたところ、同業社の会合でファクタリングという方法を知ったのです。売掛金を2日で現金化でき、無事に残業代を支払えました。

ファクタリングで現金を調達!退職者を出さずに従業員と和解ができた

残業代が発生しているにもかかわらず支払わないと、後で従業員から請求されるかもしれません。通常は弁護士を通じて請求されるので、下手な対応を取れば会社の信用が傷つき、従業員が退職するケースもありえます。

手持ちの現金が不足していても、売掛金があればファクタリングという方法を利用できます。売掛金をファクタリング会社が買い取って現金化する方法で、最短即日で現金が手に入るのです。買取であるために銀行融資と違い、借金にはなりません。買取では簡単な審査がありますが、銀行で融資を受ける場合ほど厳しくないので、経営が傾いておらず売掛先会社の信用があれば審査は通過しやすくなります。すぐ現金が必要なときは、ファクタリングを利用してみましょう。