ファクタリングによる資金調達事例|情報通信業の場合

ファクタリングを活用して資金調達を行い、積極的に先行投資をする企業が近年増加しています。銀行融資や政府の補助金ではなく、ファクタリングを利用するには理由があるのです。特に支払いサイクルが遅い業界の企業ほど、ファクタリングによる資金調達が推奨されます。

支払いサイクルが遅い業界!サイクルを短縮すべくファクタリングを検討

建設業、運送業などが支払いサイクルが遅い業界として挙げられます。

建設業の場合、案件の期間が長期になるのが普通で、着金までに時間がかかりがちです。また建設業はひとつの案件に生じる運転資金が多額になりやすいため、工事が完了するまでに売掛債権が回収できないと、資金繰りが厳しくなる可能性があります。

運送業の場合、売掛金は一般的に月末締めの翌々月払いになります。場合によっては3か月後の入金となることもあり、資金繰りがタイトになりやすい業界です。

ほかにも情報通信業なども、支払いサイクルが遅いと資金繰り悪化のリスクがあります。企業によっては、早期に資金調達するためにファクタリングを行う事例も多い傾向です。

情報通信業のファクタリング活用事例

大阪で情報通信業を営む企業のファクタリングの事例をご紹介します。

年商:7000万円
従業員数:6人
都道府県:大阪府
調達日数:3日
調達額:300万円
費用用途:人材確保

大阪府にあるS社は、IT系の人材派遣業を営む会社です。会社設立当初は中小企業との取引が中心でしたが、設立7年目で大手企業と契約を結ぶチャンスが生まれました。しかし現状の人員では数が足りず、新たに人材を6~7名増やす必要性が出てきたのです。

派遣先の企業から支払いが行われるのは2~3か月後なので、現状人員を増やすためのコストが足りません。そこでS社は、人材獲得を目的としてA社にファクタリングを依頼しました。結果、300万円の資金調達が実現し、新たに人員を増やすことができ、大手企業と契約に成功したのです。

ファクタリングで調達したキャッシュで人材採用に先行投資!優秀な社員を採用できて月商も拡大

企業の成長のためには、積極的な投資が欠かせません。投資に必要な資金をスピーディーに調達したい場合は、ファクタリングがおすすめです。

ファクタリングの大きなメリットは、銀行融資よりも容易に資金を調達できることです。銀行融資の場合、融資を受ける企業が審査をクリアしなければなりませんが、ファクタリングの場合は売掛先に対して審査が行われるため、資金調達のハードルが非常に低いのが特徴です。

銀行融資や補助金の申請となると、短くても数か月、長ければ1年以上かかります。一方ファクタリングは、売掛先の支払い能力が認められれば、最短で即日調達も可能です。