ファクタリングによる資金調達事例｜建設業の場合

2023/01/03

ファクタリングは売掛金の発生しやすい業界で広く活用されているという特徴があります。建設業もまた売掛金が発生しやすい業種のひとつであることから、ファクタリングを活用して資金調達を行っている企業も少なくありません。

建設業には売掛金が発生しやすく、そのことがトラブルの原因となってしまうケースも少なくありません。例えば売掛金は将来的に必ず振り込まれる売上金と定義されますが、取引業者の都合によってその振り込みが遅れてしまうことがあります。

このようなケースでは売上金を受け取る側の企業が手元にある資金でやりくりをしなければならなくなってしまいます。しかし、建設業ではひとつの現場で多くの資金が必要となるケースも珍しくないことから、場合によっては手元にある資金だけでやりくりをするのが困難となってしまうこともあるのです。

このようなトラブルでは銀行で追加融資を受けるという解決策も考えられますが、その場合は審査に通過しなければならず、すぐに資金を調達しなければならないケースでは有効な手段とはなりません。

上述したようなトラブルに巻き込まれてしまった企業では、ファクタリングが最適な解決策のひとつとなります。実際にあったファクタリングの活用事例としては、以下のA社によるものが挙げられます。

＜建設業を営むA社によるファクタリング活用事例＞
年商：8,000万円
従業員数：13名
都道府県：大阪府
調達日数：即日
調達額：500万円
費用用途：取引先の入金遅れによって発生した不足資金の補填

建設業を営むA社では取引先企業からの入金に遅れが生じ、翌週から始まるマンションの建設作業に充てる資金の確保が難しくなってしまいました。A社では不足資金を確保するために銀行へ追加融資を申し込みましたが、翌週までの融資は困難だとして断られてしまいます。

このことからA社では売掛金を活用したファクタリングによる資金調達を決行。結果的に500万円を即日で調達することに成功し、予定通りマンションの建設作業を開始できました。

ファクタリングの特長のひとつが審査を必要としないことです。ファクタリングでは現金化可能な売掛金があることを証明しさえすれば即日での資金調達も可能で、スピーディーさを重視した資金調達においても最適な選択肢のひとつとなるのです。

A社のケースは、そもそものトラブルが発生した原因が売掛金の入金遅れによるものだったことから、ファクタリングが特に適しているケースだったといえます。信用を落とすことなく他社への支払いを済ませたいケースでも、ファクタリングの活用をご検討ください。