ファクタリングによる資金調達事例｜介護事業者の場合

2023/01/02

ファクタリングは多種多様な業界で活用されており、介護業界における資金調達手段としての活用事例も少なくありません。ここでは介護業界で特に多い介護報酬債権を利用したファクタリングの活用事例をご紹介します。

ファクタリングは資金調達手段として広く活用されており、介護業界では人件費に充てることを目的とした活用事例が少なくありません。

例えば介護事業者の中には一時的に利用者が少ない状態になっているものの、最低限の人数のスタッフは確保しておかなければならないという問題に直面している事業者も存在します。このようなケースでは「いかにして人件費を確保するか」が課題となり、その解決手段としてファクタリングが活用されているのです。

また、同様のファクタリング活用事例には人件費に限らず事業所全体の運転資金の調達を目的とするものも多くみられます。これらのことから金銭面でのさまざまな目的に対応できる点は、ファクタリングの大きなメリットといえるでしょう。

実際にファクタリングの利用を検討する際には同業他社の活用事例を参考にするのがおすすめです。ここでは介護事業所を営むA社によるファクタリング活用事例を見てみましょう。

＜介護事業所を営むA社によるファクタリング活用事例＞
年商：2,000万円
従業員数：7名
都道府県：大阪府
調達日数：即日
調達額：100万円
費用用途：人件費の確保　

デイサービスを主とする介護事業を展開しているA社では、一時的に利用者が減少したことから収入も減少してしまいました。その影響によりA社では運転資金の確保とスタッフへの給与の支払いの両立が困難となり、ファクタリングによる資金調達を決行したのです。

その結果A社では、介護報酬権を活用することによって即日で100万円の調達に成功。スタッフへの給与の支払いを期日通りに済ませることができました。

一般的なファクタリングでは将来的に確実に振り込まれる売掛金を利用しますが、介護業界においては介護報酬権を利用するのが一般的です。継続して問題なく事業を行っている介護事業所はこの介護報酬権を保持していることから、ファクタリングではそれらを現金化できるのです。

また、ファクタリングには銀行ローンのような審査がなく、現金化が可能な売掛金や介護報酬権があることを証明できれば、最短即日で現金を受け取れるのがメリットです。A社のような限られた期間内に資金を調達しなければならないようなケースでは、ファクタリングの利用が特に適しているといえるでしょう。