ファクタリングによる資金調達事例|卸売業の場合

ファクタリングとは債権を期日前に手数料を徴収して買い取る金融サービスのことです。円安の影響を受けやすい卸売業でも、ファクタリングを活用して経営難を乗り越えた事例があります。

円安により仕入れコストが急激にアップ!資金繰りも苦しくなり死活問題に

円安によって原材料の高騰、燃料価格の上昇が続き、物流など社会全体に影響が表れています。特に卸売業や製造業、運輸倉庫、小売業への打撃が大きく、卸売業では仕入れコストが急増し、資金繰りが困難となっている企業も増えているのです。仕入れとコストのバランスが取れなくなることで、利益が減り、キャッシュフローが悪化することで従業員や取引先への支払いなどの資金繰りが難しくなります。
手元の資金が不足した場合、銀行の融資を考える方も多いですが、審査に時間を要することから支払期日に間に合わない可能性もあります。そんなときにも活用できる資金調達方法がファクタリングです。

卸売業のファクタリング活用事例

大阪府で卸売業を営んでいる企業のファクタリング活用事例をみていきましょう。

年商:6000万
従業員数:20名
都道府県:大阪府
調達日数:2日
調達額:350万
費用用途:在庫保管費

焼肉のオンシーズンに向けて高級冷凍肉を多く仕入れていましたが、コロナウイルスによって飲食店に閉店時間の制限がかかってしまい、小売店へ予定通りに卸せずにいました。
新たに販売ルートを確保することによって在庫を解消していましたが、その状態も長くは続きません。やがて保管費用がかさみ、従業員への給与支払いができない状態に陥ってしまったのです。銀行に相談しても、期日に間に合わないことが判明します。そこで、解決方法として知人に聞いたのがファクタリングです。すぐに相談すると、2日で現金を確保でき、事なきを得ました。

資金繰りはファクタリングで調整!仕入額が不安定になっても乗り切れる状況に

卸売業の資金繰りのリスクとして、過剰在庫や卸先の経営リスクなどがあります。これらはいつ起きるか予測できません。こうしたリスクに備えるためにも資金調達方法をいくつか準備しておくと安心です。卸売業に限らず、小売業などにおいても株価や社会情勢に連動して仕入れ額が変化します。仕入れ額不安定でも支払いが滞りなくできるように備える必要があるのです。
ファクタリングは売掛債権を現金化するため、借金にはならない点も魅力と言えます。また、銀行よりも迅速に対応するため、急な資金不足の際にも調達が可能です。
目まぐるしく変化する社会情勢に対応するためにも、資金調達方法の一つとしてファクタリングをご活用ください。