ファクタリングによる資金調達事例|金属卸売業の場合

金属卸売業は景気の影響を受けやすく、取引先の経営悪化によって資金ショートに陥るケースも少なくありません。実際に大阪府で金属卸売業を営む企業がファクタリングを活用して資金調達に成功した事例をもとに、ファクタリングの特徴やメリットについてご紹介します。
 
 

取引先より支払いサイトの延長要請が!それでも社内で支払いサイトの延長が認められない

金属卸売業は景気の影響を受けやすい業種のひとつです。卸売業ではメーカーから商品を仕入れ、金額を上乗せして小売業に販売し、利益を得ます。また卸売業では掛け販売が主であり、取引先の経営状況の悪化で支払いサイトの延長依頼がかかることも少なくありません。
 
そのような状況にかかわらず、卸売業においても毎月の固定費や人件費、在庫管理費などは待ったなしに訪れます。そのため急な支払いサイトの延長によって一気に資金繰りが悪化するケースもあり、そうなると経営を維持していくことが難しくなりかねません。
 
毎月ギリギリの状態で経営をしている場合は特に、万が一に備えて資金調達の方法を検討しておくことが重要です。
 

金属卸売業のファクタリング活用事例

ファクタリングを利用した、大阪の金属卸売業者の事例をご紹介します。
 
年商:5,000万円
従業員数:7人
都道府県:大阪府
調達額:300万円
費用用途:人件費、固定費
 
金属卸売業を営むA社は、順調に売り上げを伸ばしていました。ところが新型コロナウイルス感染拡大の影響により、取引先の小売業者から「経営悪化のため支払いサイトを2ヶ月延長してほしい」と依頼があったのです。A社は売上が好調だったものの、新型コロナウイルス拡大による景気の低迷で在庫が売れ残り、管理費が高騰、諸々の支払いが難しい状況に直面しました。
 
銀行の融資では間に合わず、友人からの紹介でファクタリングを活用することにしました。その結果、調達日数3日で300万円、売掛金の現金化で調達することができ、人件費や固定費の支払いをスムーズに終えることができたのです。
 

ファクタリング利用で社内の了承を得ることに成功!取引先からの延長要請に応じられた

金属卸売業は、取引先の経営悪化によるダメージを受けやすい業種です。銀行の融資に頼るという選択肢もありますが、審査に時間を要するため、手元にすぐにお金が欲しいという場合には適していません。
 
また、これから利子もプラスして返済していくことを考えると、経営を圧迫するリスクもはらんでおり、経営状況改善という点でいえば望ましい選択とは言えないでしょう。
 
ファクタリングを活用すれば、取引先からの支払いサイト延長の依頼にも対応しやすくなるのでおすすめです。