ファクタリングによる資金調達事例|貿易業の場合

ファクタリングは貿易業での外貨建ての売掛債権にて手形割引が使用できない場合に資金調達方法として利用される事例もあります。手形割引は手形で取引をしている場合にしか利用できないためファクタリングを利用して資金調達を事例があるようです。

外貨建ての売掛債権を現金化したいが手形でも手形割引が利用できない

手形割引を利用することで、通常数ヶ月先の支払い期日になる手形の現金化を早めることができます。デメリットとしては、その際に手数料が発生することです。その上、手形取引をしている相手にしか利用できません。そのため、他の資金調達方法を考えなければならないケースもあります。また、通常の国内間の取引ではなく、外国との取引においては売掛債権が外貨建てで支払われることがほとんどです。
外貨建てでの売掛債権では急激な円安や円高になった場合に、利益が減少する為替リスクがあります。急に現金が不足した場合に備えて、資金調達方法を備えておく必要があると言えるでしょう。

貿易業のファクタリング活用事例

ここでは、貿易業を営む企業のファクタリング事例をご紹介します。

年商:5,000万円
従業員数:4名
都道府県:大阪府
調達日数:1日
調達額:400万円
費用用途:仕入れ用

スマートフォン用のアクセサリーを中国や東南アジア等から買い付けをして販売する貿易会社を経営しています。
新機種が出るタイミングで、日本国内の卸先よりスマートフォンのアクセサリーを大量に注文して頂いたのは良いですが、急激な為替変動で円安が大幅に進んだ影響により、仕入れ先への支払いが大幅に増え、受注分の支払いが不足してしまったのです。
しかし、すでに受注しているためキャンセルはもちろん、減産も依頼できませんでした。無理に減産をすると、これからの取引に支障が出るためそれもできません。そんな時に目についたのがファクタリングです。早速連絡すると、たった1日で現金化でき、無事に支払うことができました。

突発的に大量の資金が必要になっても安心!ファクタリング利用で資金化できる

貿易業では国内間の取引とは異なり、為替変動や国によってルールが違う等の様々なリスクがあります。ファクタリングでは売掛債権をファクタリング会社が買取りをするため借入ではありません。そのため、銀行や金融機関から既に融資を受けている場合でも、利用が可能です。
また、ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」があり、「2社間ファクタリング」は利用する企業とファクタリング会社との2社間の取引となるため、取引先に知られる心配もありません。また、借入ではないため保証人や担保を用意する必要もないのです。
貿易業のように国内情勢だけではなく、世界情勢や為替に影響されるケースを考慮しても、資金調達方法にファクタリング利用はおすすめです。